前置き
小屋で使用していた油性ペンを久しぶりに使おうとしたら、インクが薄い!(。´・ω・)インク切れ?
まぁ、2年ぐらい前に100均で購入したものなので寿命っぽいです。しかし、仕分けした段ボールに油性ペンで今すぐ名前を書きたい。今から買いに行くのも面倒だし、家にある油性ペンもかすれていたような・・・。
という事で、インクが薄い油性ペンを復活できるのか試してみました!(・ω・)ノ応急処置的な感じ
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薄くなった油性ペン
段ボールに書いてみると、一応書けるが色が薄いしかすれている。
太字の方も確認してみると同じ状態でした。あまり使用してませんでしたが、窓際の光が当たる所に置いていたのが原因でインク切れ(揮発した)のかな?( ̄▽ ̄)保存場所が悪るかった説
油性ペンを分解してみる!
油性ペンをよく見ると太字の方に段差がある・・・、太字の方をしっかりと握りしめてペンを引き抜いてみました。すると、ペンを分解する事に成功!( ̄▽ ̄)お~
この綿?が入った棒がカートリッジ(インクを溜めてめている部分)っぽい。カートリッジの両端には各ペン先(フェルトの軸)が刺さり、インクを吸い上げる事で文字が書ける仕組みのようです。
それで、カートリッジを軽く潰してみましたが中の綿は乾燥しかけているような感じでした。本来なら、インクで湿っているはず!(;^ω^)やはりインク切れみたいですね
メタノールを注入する!
※作業は自己責任でお願いします。また、メタノールの取扱いには十分に注意して下さい。
今すぐ使いたいので、どうにかして使えるようにしたい。という事で、ネットで調べてみるとインクは『着色剤(色を付けるための成分)』と『溶剤(物体を溶かす液体)』で構成されているようです。また、溶剤にはエタノールなどが使用されている事が分かりました。( ゚Д゚)フムフム
つまり、あまり使用してないこの油性ペンは溶剤だけ揮発した可能性が高く、新たに溶剤を追加すればまた書けるのではないか・・・?
という事で、身近にあった燃料メタノールを溶剤として使用してみる事にしました。家に行けば無水エタノールがあるのですが、取りに行くのが面倒。(笑)
※無水エタノールはメタノールより『毒性』が低いです。しかし、引火性は同じなので取扱いには注意!
では、スポイト(注射器みたいなヤツ)で約4㎖のメタノールを取り出しカートリッジに注入します!
勢いが良すぎてちょっとこぼれましたが、メタノールを入れる事が出来ました。こぼしたメタノールは危ないので、ウエスで拭き取り。(/・ω・)/フキフキ
あとは、油性ペンを組み直して数分放置させペン先に着色剤と溶剤が染み込むのを待ちます。
結果は?(メタノールを入れて3分後)
約3分ほど放置させた後、さっそく書いてみました。結果は・・・微妙!(笑) まぁ、メタノールを入れた後の方がインクの出は良くなりました。
ん~、数分ではペン先まで染み込まないのかな。とりあえず、段ボールには記入できたので良しとします。
3日経過した油性ペン
メタノールを入れてから約3日が経過しました。油性ペンの事をすっかり忘れていましたが、果たしてどうなっているのかな?( ̄▽ ̄)ワハハ
おっ、これは・・・色も濃いしかすれずに書けてるぞぉ!( ゚Д゚)油性ペン復活
太字の方も問題なく書けました。やはり、ペン先までインクが行き届くのに時間が掛かるようです。多分、メタノールを注入して数十分ほど待てば復活してたかも。(;^ω^)3分は早すぎた!
まとめ
インクが薄かった油性ペンに溶剤(メタノール)を注入した所、問題なく書けるようになりました。
しかし、今回の方法は応急処置的な感じなので普通に新しいペンを購入した方がいいと思います。理由は、溶剤は引火性があり危険なのと、着色剤が残ってない場合や溶剤の種類によっては色が変化する可能性がある。
また、今回私が使用したメタノールは『毒性』もあります。揮発したメタノールを大量に吸い込むと中毒を起こしたり、皮膚に付くと皮膚炎を起こす可能性も。特に、誤飲した場合は死亡したり失明するらしい。メタノールは別名でメチルアルコール、眼が散ると言われているみたい。Σ(゚Д゚)怖い
つまり、危険性が高く得られる事が少ない。ハイリスクローリターンなので、マネする場合は自己責任で!
ちなみに、油性ペン復活で調べると『除光液』を使うのがいいようでした。まぁ、やっている事は同じで溶剤(アセトン)を染み込ませているみたい。( ゚Д゚)なるほどぉ~