前置き
畑のたい肥ゾーン(生ごみや畑で腐れた野菜を処分する場所)に一昨年プランターで育てて失敗したひょうたんを捨てた所、去年の春にひょうたんの芽が出しました。(≧▽≦)最初カボチャの芽だと思ってた!
これは、リベンジするしかないない!まぁ、面倒くさがりなんでテキトウニ育てるんですけどね。(笑)
という事で、ひょうたん栽培のリベンジ&『穴開け』『水漬け』『種抜き』『乾燥』の工程を行った内容を記事にしてみました。( ̄д ̄)いや~大変でしたぁ
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ひょうたんの成長過程(2024年)
※素人栽培なので参考にする場合は自己責任でお願いします。
2023年にひょうたんをプランターで育てましたが失敗したので、畑のたい肥ゾーンぶん投げて処分しました。そしたら春に芽が出てきてビックリ!(≧▽≦)種は無事だったみたい
6月中旬。たくさん芽が出ていたので、大きいもだけを選別して掘り起こし畑の一画に植え付け。見切れてますがツルを這わせられるように園芸用の支柱を麻ひもで結び、テキトウニ組み上げて天面に100均の園芸ネットを付けてます。しかし、後に悲劇が・・・。(/・ω・)/面倒だからこんなもんでいいだろう!

7月下旬。成長するとツルが伸びてくるので、支柱→園芸ネットの順で這わせました。白い花の雄花と雌花が別々に咲くので、それを受粉させるとひょうたんの実ができます。私の場合は人工受粉するのが面倒なのでしてませんが、どうやら受粉は成功したっぽい!(笑)
※人口受粉の方法は各自で調べて下さい。ちなみに、夜行性の蛾や蜂が自然受粉してくれるらしい。
8月上旬。知らない間にひょうたんがたくさん実ってました。形も色々あって面白い!

しかし、8月中旬にうどんこ病が発生。ホームセンターの安い殺虫殺菌剤のスプレーボトルを購入して全体に塗布して対処しました。ツルが伸びすぎて風が通りが悪かった事や夏による高温と雨が降ったあとの多湿も影響したと思います。( ゚Д゚)雨降ったあとの湿度がヤバイからねぇ
収穫前に支柱が折れる&黒い斑点が発生!
9月上旬。葉っぱとツルが枯れ始め収穫のサインが出てきました。実が硬くなったら収穫できるようですが、素人の私からするとよく分からん。とりあえず、まだ未熟なひょうたんもあるのでもう少し放置します。

あと、なんかひょうたんの位置が低いなぁ~と思ったら、園芸用の支柱が折れてるじゃん!Σ(゚Д゚)えぇ

ひょうたんの実1つで約500gあると思うので、それがたくさんぶら下がっていれば支柱が折れてもおかしくないですね。いっぱい作たい方は太い支柱を使った方がいいです。
9月中旬。葉っぱとツルがしっかり枯れたので収穫をしたいと思います。ちなみに、落下しているものは未熟だったり黒い斑点(カビ?)が表面に発生していたので間引きしました。

ん~、やはり遅く実成りした未熟なひょうたんは触ると簡単に割れちゃいますね。あと、黒い斑点や虫食い穴もあいてるしこれは捨てるしかない。(´_ゝ`)残念!

というか、よく分からない黒い斑点(カビ?)が大量発生してるんですよね。虫が原因なのかそれとも病気なのか、調べてみましたが同じようなひょうたんの写真がなかったので判断できず。

色々調べてみると、『黒星病(黒点病)』というのに症状が似てるので多分コレかも?バラとかキュウリとか掛かりやすい病気みたいだし。(´・ω・)そういえばひょうたんってウリ科だよね
支柱が折れてひょうたんの位置が下がり地面に近づいたのも影響したのかなぁ。もし、黒星病(黒点病)が発生したら皆さんは早めに対処した方がいいです。キレイなひょうたんを作るにはちゃんと手入れしないとダメですね。私の様に放置栽培はしない方がいい。( ゚д゚)ウム
※黒星病(黒点病)の対処法や詳細は各自で調べて下さい。
ひょうたんを収穫する
色々トラブルがありましたが、無事なひょうたんもあるので収穫して行きましょう!ツルを少し長めに残してハサミでカット。(/・ω・)/シザーマン

組み立てた園芸用支柱や100均の園芸ネットも片づけたいので、全てのひょうたんを収穫しました。

未熟だったひょうたんや黒星病が酷かったものは、あとで畑のたい肥ゾーンに移動させて処分します。

選別した結果、残ったひょうたんは14個。面白そうだから育ててたので、ひょうたんをの収穫後とか考えてませんでした。ん~、ちょっと多いかも。(笑)

ひょうたんに穴開け&水漬けする(種抜き準備)
※種抜きの詳細は各自で調べて下さい。あと、穴開け作業でケガしないように注意!
ひょうたんの種を取るには、穴を開けて水に漬けることで内部を腐らせる方法が一般的みたいです。穴を開ける→水に漬けて内部を腐らせる→開けた穴から種と腐った果肉を取り除く→乾燥の工程。
という事で、木工ドリル(直径1cm)でひょうたんに穴を開けていきます。穴の位置は上部のツルと繋がっていた所と下部の凹んでる所にしました。(/・ω・)/ギュイーン
穴開けで使用したドリルは錆びるので、水で軽く洗った後ウエスで拭き錆止めの油を塗布しました。

ちなみに、大きい穴を開けた方が内部が腐れるのが早く種抜きしやすいです。直径1cmの穴だと種が詰まって取り出すのが大変でした。(個人的意見)
同じものだけ作っても面白くないので、趣向を変えてくびれが無いひょうたんをノコギリで切ってみることに。上手く行けば小物を入れる容器になるかも!(・ω・)ノひょうたん上部が蓋で下部が容器になる予定
半分に切ったものは先に中の果肉と種を取ってから水に漬けることにします。その方が種取りの工程が無くなり楽になると思ったので。一応、果肉を全て取り除くと水に漬けてる時に強度が落ちたり変形する可能性があると思い果肉は少し残した状態。( ̄▽ ̄)果肉は夕顔みたいな感じ

あとは、ひょうたんを水に漬けて内部を腐らせていきます。どうやら腐朽菌の力で腐らせるようなので、私は水道水ではなく塩素が入ってない山水を使用。(水道水でも大丈夫)後から知りましたが土に腐朽菌が混ざっているので水の中に土を少量いれるといいみたい。
※大きい容器を使用すると水替えや移動が大変なので、水を入れて持てるぐらいの容器を使った方がいいと思います。あと、ひょうたんが浮かないように金網で押さえてますが金属を使うとひょうたんが黒くなるので、白いひょうたんを作りたい方は注意。
5日後(9月下旬)。はっきり言いますね・・・めっちゃクセェ!(´゚д゚`)これは近所迷惑になるぞ
例えるとヘドロの臭いを凝縮させたような感じですかね。あまりにも臭いので1回目の種取りをして水を交換したいと思います。( ;´Д`)これはヤバイ
ひょうたんの種抜き1回目
※素手で触ると手に臭いが付いて中々落ちないので手袋(頑丈なもの)を着用した方がいいです。また、服や靴などに付着しないように注意して作業しましょう。めっちゃ臭い!
ニトリル手袋とマスクを着用してひょうたんの種抜きを行います。ひょうたん内部の果肉がトロトロになっているので、開けた穴から種と溶けた果肉を出していく。あと、ひょうたんの表面の薄い膜も剥がれてくるのでキレイに剥がしていきます。(1回では上手く行かないので水漬けを何回か繰り返し行います)
しかし、種抜き最中も臭くて大変!息を止めながら溶けた果肉を山水をガンガン流し作業しました。初めてガスマスクが欲しいと思ったくらい強烈。(´_ゝ`)これを14個分するのか・・・

選別した中に未熟のひょうたんがあったようで、容器から取り出す時に壊れました。残念ですがこちらのひょうたんはたい肥ゾーンで処分します。( ̄д ̄)上手く行くかは最後まで分からないという事ですね

1回目の種抜きが終わりましたが、まだ内部に果肉と種が残っているので再度水に漬けます。

あまりに臭いのでバイオ消臭剤をいれてみる
あまりにも臭すぎたので何とかしたいと思い、100均で売っていた汲み取りトイレのバイオ消臭剤をいれ入れてみる事に。(=゚ω゚)ノ微生物も増えていい感じになるのではないか!

中身は草木灰みたいな感じの粉ですね。袋は破るなと書いてありますが各容器に入れたいので無視!

こんな感じでテキトウニ投入しておきました。あとは、2回目の種抜きまで放置。

ひょうたんの種抜き2回目
1回目の種抜きから4日後。バイオ消臭剤を入れた結果は・・・あまり効果なし。普通に臭いですね。(笑)
とりあえず、2回目の種抜きを行いたいと思います。( ̄д ̄)やりたくないけど

今回は果肉が溶けきったようなので残った種を取っていきます。しかし、直径1cmの穴では種を取り出すのがとても大変。ひょうたん内部に水を入れて強く振ったり、壊れたおたまの柄を穴に突き刺して引っ張り出したり苦労しました。もうちょっと大きい穴を開けた方がよかったなぁ。
まぁ、直径1cmのドリルが持っているもので1番大きかったのでそれ以上の穴を開けるのは無理でした。(笑)

2回目の種抜きが終わりましたが、ひょうたんが臭いので3度目の水漬けをして臭い取りをします。キッチンハイターを入れて漂白&臭いの除去をしてみました。

臭い取りで何回か水を交換してみたが・・・
10月上旬。あれから何回か水を交換しましたが臭いが残ってますね。たいぶマシになったけどちょっと臭う感じ。水替えの換頻度が遅いかったり、容器をしっかり洗ってないのが原因かなぁ?
あと、バイオ消臭剤がもったいなかったので使ったら原料に鉄が入っているようで、ひょうたんが黒くなりました。なので、入れない方がいいかも。(バイオ消臭剤とキッチンハイターは混ぜてません)
とりあえず、最後の水替えを行い明日引き上げて乾燥させよっと。( ̄▽ ̄)面倒でほぼ放置してたしね

水替えした翌日。1日経過しただけで水が汚くなっているが大丈夫なのか・・・。

ひょうたんを乾かす
多少臭いが残ってますがこれ以上は大変なので諦めます。それと、ひょうたんが思ったより黒い!(笑)
本当は太陽光に当てて乾燥させたいのですが、雨降りで小屋の中に置いておく事しかできない。カビが生えないか心配です・・・。

次の日、天気が良かったので太陽に当てて乾燥させました。(*´ω`*)秋晴れ

やはり太陽に当てると乾燥が早いですね。という事で、ひょうたんを回しながらまんべんなく乾燥させていきます。(白い部分が乾燥していて黒い部分は濡れている部分)

ひょうたんの乾燥が完了!
10月中旬。ひょうたんの乾燥が完了。最終的に残ったひょうたんは13個でした。
完全に乾くまで約3日ぐらい掛かりましたね。まぁ、天気が良ければもっと早く乾いたと思います。ちなみに、臭いはすっすら残っている感じ。(・ω・)ノでも嗅げるぐらいまで落ちたよ
あと、乾燥してみるとひょうたんはそれほど黒くなりませんでした。(一部除いて)個人的に黒く染まってしまったものも逆に渋さがあっていい感じ。(。-`ω-)これはこれで悪くない!
ちなみに、ひょうたん表面にできた凹凸(傷でできたもの?)があってもそのまま形になるようです。水漬け工程で壊れると思ってたんですが意外と大丈夫でした。(;^ω^)ちょっと見た目が悪いけど

半分に切ったひょうたんですが問題なく蓋と容器にする事ができました。ただ、蓋(上部)と容器(下部)の大きさが変わるので断面はピッタリ合わないです。断面を合わせると蓋側が数ミリ縮んでる。でも、種取りや水漬け工程が楽にできたと思いました。(・ω・)ノ内部が腐るのも早かった!
乾燥してから切れば断面が合うと思いますが、種を抜くためどこかに穴開けしないといけないしなぁ。断面を合わせたい場合は、穴開けした所をパテ埋めする方法がいいのかも?
最後にひょうたんの内部を洗う時はスチールウールを使わない方がいいです。内部は繊維状になっているのでスチールウールが繊維に絡まり最終的にさびる。(写真の赤い点は錆び)
ひょうたんを洗うと使った道具が臭くなるので、スチールウールなら使い捨てできるからいいと思い使用したんですが裏目に出ました。表面の薄い皮を取る時にスチールウールを使っても大丈夫ですが、内部を洗う時は使用しない方がいいです。(´・ω・)まぁ、ひょうたんの内部を洗う事はあまりないと思うがね
まとめ
ひょうたんの栽培リベンジは成功しました!でも、種取り作業がめちゃくちゃ臭くて地獄。_(:3」∠)_チーン
昨年の時はグリーンカーテンにしようと思いプランターで栽培したのですが、大きいプランターが無くひょうたんに対して土が少ないのと水切れ問題があり失敗しました。1個だけ実ったのでラッキーと思っていたんですが、うどんこ病を発症して未熟な状態のままで終わりたい肥ゾーンにぶん投げたとう過去が・・・。(笑)
でも今回畑で栽培した所、水切れの心配は無かったし病気を発症しましたが結果的に形の残ったひょうたんをたくさん作る事ができた良かったです。やはり、地植えの方が生育がいいですな!
いや~、たくさんひょうたんが取れたのは良いのですが、加工する事とか特に考えてなかったので今も小屋の隅に置きっぱなしなんですよねぇ。その場のノリで作って後の事を考えてない!( ゚Д゚)ダメじゃん
とりあえず、何個かは親戚や友達が欲しいと言ったのでプレゼントしましたがまだ残ってる。ひょうたんで何か作れないか調べてみると、『水筒』や『ランプ』など結構ありますね。暇な時にでも何か作ってみるかぁ。まぁ、言うだけ言って作らない可能性アリ。
最後に、水漬けの時に金属が入るとひょうたんが黒く染まるので注意した方がいいです。個人的に逆に黒く染めるのも面白いと思います。ひょうたんを燻して仕上げる方法もあるので悪くないのでは?
あと、バイオ消臭剤効果はあまりないかも。悪臭の方が勝つ!逆に腐朽菌が増えるのを妨害する可能性があるのでいいかもしれないです。(;´∀`)悪臭は耐えるしかねぇ

