電池の液漏れで壊れたベビーグッズを修理してみた!(電池バネ端子交換と配線を再はんだ)

腐蝕していて電池を外すと端子の一部ごと外れた。 レストア(修理や修繕など)失敗もアリ!

前置き

唐突ですが、今年新たな命が誕生し甥っ子が増えました。(=゚ω゚)ノおめでたい!

それで物置にしまっていたベビーグッズを久々に取り出した所、電池から液漏れしており使用できなかったようで直せるか見て欲しいと姉に言われました。なんか、電池の液漏れ修理ばっかりしているような・・・。

という事で、液漏れしたベビーグッズの修理してみたいと思います!(・ω・)ノ甥っ子の為ならエンヤコラ~

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液漏れしているベビーグッズ

こちらが液漏れしているベビーグッズです。確か、赤ちゃんがのとなりに置いて起動させると人形が付いたプロペラが低速で回転&音楽が流れてたような。(;^ω^)久しぶりに見た!

電池交換する為に脚パーツは外した所、液漏れしていたのが分かったのでそのまま紙袋にいれて待ってきたみたい。とりあえず、紙袋から出して状態確認をしたいと思います。

さっそく確認してみると、脚パーツに何やら錆がボロボロ落ちている・・・。( ;´Д`)ナニコレェ

嫌な予感を感じなから、電池カバーを外してみると盛大に液漏れしてる。しかも、ベットの柵に固定する為のベルトまで茶色になってますやん!(ちなみに電池はマンガンでした)

※マンガン電池には『塩化亜鉛の水溶液(弱酸性)』が使用されているみたいです。アルカリ電池の『水酸化カリウム(強アルカリ性)』よりは危険ではありませんが一応注意して作業しましょう!

分解して内部確認!

プラスネジ6ヶ所を外して本体を分解してみます。(ベルト下に写ってないネジ2ヶ所あり)ネジ穴が深いので、以前修理した先端が潰れたドライバーを使用。

分解前に錆びた電池をなるべく触らないようにして取り外し、OPPテープでグルグル巻きにして処分。しかし、錆が酷すぎて電池バネ端子の一部ごと外れてしまうなんて・・・。( ̄д ̄)交換用の部品あるかなぁ

果たして内部の状態は・・・、意外とキレイだぞ!( ̄▽ ̄)錆の粉がスゴイけど

電池バネ端子に繫がっている配線の銅線が錆びているので、切って錆びてない部分をはんだ付けしないとダメですね。まぁ、バネ端子を交換するには配線を切らないといけないからちょうどいい。

起動&音量のボリュームスイッチ(写真左側のパーツ)が錆びてるのが気になりますが、基板(写真下側)とスピーカー(写真右側)は異常はなさそう。(;´∀`)ひとまず安心!

電池バネ端子交換と配線を再はんだする

※作業は自己責任でお願いします。また、素人作業なので参考にする場合は注意!

それでは修理作業をしていきます。まずは、電池バネ端子を外す為に配線を切断。あとは、端子を外すのですが錆で膨らみビクともしない・・・なので外す方法を考えなければ。

もう片方の端子も錆びてますが再利用できそうなのでワイヤーブラシで磨いてみます。ちなみに、端子には抜け止めのツメ?があるのでペンチなどで起こしてあげると外せる。

液漏れした方の端子は錆で膨らみび外せないので、面倒でしたが強酸性の洗剤を掛けた後にペンチで引き抜けました。ん~、やはり端子の腐食が酷く再利用は無理。ついでにベルトにも洗剤を付けて洗ってみましたが、残念ながら落ちなかったです。( ゚Д゚)残念!

電池バネ端子の部品がないかジャンクBOXを漁った所、温水便座のリモコンに使えそうな端子を発見。これを部品取りしたいと思います。温水便座交換した時の記事はこちら

ワイヤーブラシで磨いた結果、もう片方の端子はそれほど腐蝕してなかったので再利用できそう。

では、部品取りした端子と再利用する端子を取り付けます。

部品取りした端子はケースに上手く収まるようにペンチで曲げて加工。でも、曲げすぎると折れるので注意しながら作業します。まぁ、余裕で折りましたけど!(笑)

いい感じに端子が収まったので電池をセットしてみます。

なんか下の段の電池がスカスカだぞ?よく見てみると、隙間が空いてるぅ~。そういえば、プラスの端子は中央が出っ張っている形をしていましたが、部品取りした端子は真っ平でした。(゚∀゚)ワハハ

こうなれば力ずくで何とかします。ドライバーを挿し込んで無理やり出っ張りを作る!(/・ω・)/オラァ

何とか癖が付いたので隙間が無くなりました。( ̄д ̄)こんなやり方でいいのか?

端子の取り付けができたので、配線の銅線がキレイな部分まで切り詰め被覆を剥きはんだ付けしました。抜け止めにグルーガンで固定しようと思いましたが、外は暑いし小屋で作業するのが面倒なので近くに置いてあった接着剤を使用。( ̄д ̄)猛暑日の小屋作業はしんどい!

起動スイッチの配線を再はんだする

起動&音量のボリュームスイッチが錆びているので接点復活剤を塗布して綿棒で軽く清掃してみます。赤錆もありますが、どちらかというと緑青(ろくしょう)が出来てる。(・ω・)ノ銅などに青い出来るヤツ!

ある程度錆びを落とせましたが、よく見ると配線もなんか怪しい。せっかくなので、電池端子の配線と同じくやり直しておきます。

再はんだ完了しましたが、よく見たら赤の配線だけはんだが下手くそ。道具を片付けちゃったので、もうこのまま動作チェックに行きたいと思います。まぁ、配線は繋がっているので大丈夫でしょう!(笑)

修理が終わったので動作チェック!

電池バネ端子の交換とボリュームスイッチの清掃を行いました。その他に目立った異常は無かったので、組み直しましたが動くのか?( ̄д ̄)多分これで動くと思うけど・・・。

では、スイッチON!・・・お、動いた。(。-`ω-)b音楽もちゃんと流れてます!『修理成功』

まとめ

電池で動作するものを長期間使用しない時は、必ず電池を外しておきましょう!(´・ω・`)マジで

電池の液漏れによる故障は結構多いと思います。リモコンの電池も長期間交換しないと、いつの間にか液漏れしてる時もあるし。(;´∀`)意外と気づかないんですよねぇ

今回は電池バネ端子だけ腐蝕したのでその部分だけ交換すれば直りましたが、それ以外の部分にまで広がっていた場合は修理が大変だったと思います。特に基板を腐食させた場合は修理は無理だったかも。なので、電池を入れたまま保管するのは注意した方がいいです。

それと、液漏れした電池は素手で触らないようにしましょう。昔、知識不足で液漏れした電池を触ったことがありますが、両手の指の皮が全て剥けました。触った瞬間が何ともなかったのですが、時間が経つと段々と違和感を感じ最終的に指が痛く(熱く)なり急いで水で洗い流しましたが手遅れ。完治するのに時間が掛かった記憶があります。(≧▽≦)皆さんは注意してね!

最後に、電池バネ端子はホームセンターとかで売ってるみたいです。また、100均でも探せば使えるものがありそう。まぁ、作業した時は猛暑日で外出が面倒になりジャンクBOXの部品を使い無理やり直しました。(笑)

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