前置き
小屋を掃除していたら、古いノコギリが出てきました。いつのものか分からないですが、キレイにしたら使えそうだなぁ~。という事で、今回はこちらをレストアしてみます!(・ω・)ノ
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ド素人がノコギリの目立てをしてみた。(一応切れるようにはなった)
ノコギリの状態
こちらがレストアするノコギリになります。全体的に錆びが発生しているし、柄が無いのでかなり状態が悪いと思います。(刃も数ヶ所欠けている)
木を切れるか試してみたら、数ミリ食い込んだ所で動かなくなりました。杉の木なんで簡単に切れるはずなんですが・・・。多分、表面の錆びが抵抗になって上手くスライドできないのと、刃先も錆ていて切れないのが原因だと思いです。(´・ω・`)あと柄が無いから扱うのが大変!
ノコギリをみると縦引きに見えますが、歯の部分をみると横引きの刃に似ているので、横引のノコギリなのではないか?と思っています。(刃に縦引きで付いてない上目がありました)
※素人なのでノコギリの区別が間違えている可能性があります。(;´∀`)横引きだと思うんだけどなぁ~
ノコギリのレストア開始!
※作業は自己責任でお願いします!
サビ落としでアクシデント
手で磨くのは大変だと思ったので、電動工具のグラインダーにカップブラシを付けて磨いてみる事に!
結果は、大失敗! あまりキレイにならないし、カップブラシがノコギリに引っ掛かり割れてしまいました。引っ掛かった部分の刃がどっかに飛んでいったのでとても危なかったです。(;´∀`)保護メガネなど安全対策をしてたのでケガは無し!
改めて、グラインダーの回転方向と対象物の向きには注意しなければならない事を学びました。それで、割れてしまった部分は直せないので切り落とします。( ;´Д`)すまん!
紙ヤスリで表面の錆びを落とす
ワイヤーブラシでは錆が落とせなかったので、番手の低い(粗い)紙ヤスリで磨いていく事にしました。確か#120番の紙ヤスリぐらいから始めてます。(;´∀`)手磨き大変だけど仕方ない!
~約30分後、ノコギリの表面が段々とキレイになってきました。紙ヤスリの番手を上げながら、さらに磨いていきます!(/・ω・)/えっさっさ
磨き始めて約1時間後、赤錆はある程度落ちてキレイになったので表面の錆び取りは終わりにします。(黒い部分は錆が進行していて凹凸が出来ている部分)多分、筋肉痛になるなコレ!_(:3」∠)_
錆びを落としてみると、ノコギリの元(もと)部分にあった銘(めい)が見えるようになりました。しかし、達筆過ぎて素人には読めない。(;^ω^)玉鋼とかは読めるんですけどねぇ~
コミ(柄に入る部分)の調整
コミ(柄に入る部分)が反っているので真っ直ぐに修正します。
金槌で叩いて修正完了!(/・ω・)/コンコン
目立てをする(刃をヤスリで研ぐ)
では、肝心の目立てをしていきます。しかし、素人なので目立てが上手く出来ているか分からない。とりあえず、前回記事で説明したやり方で目立てしました!(=゚ω゚)ノ何事も挑戦だぁ~
※目立て方法は、横引き刃の研ぎ方で行いました。(刃が欠けている部分も一応研ぎました)
研いだ刃と研いでない刃を比べてみるとこんな感じです。
素人による目立てが完了! 約1時間くらい掛かりました。研いでいると、どの刃まで目立てしたか分からなくなったり、1つ1つ刃の角度を確認しながら作業するので大変。( ̄д ̄)あと目が疲れる
柄を作る
柄が探せなかったので、1から作っていきます。木材はちょうどあった桜の廃材を使用!
鉈と彫刻刀を使い、30分ぐらいで加工できました。(≧▽≦)サクサク削れて楽しい!
コミを入れる部分の穴あけをします。木工ドリルが無かったので鉄鋼ドリルを使った所、途中で折れて先端が埋まったままになりました。まぁ、100均ドリルだから痛手なし!
穴にコミを入れて軽く叩き固定する事が出来ました。でも、左右に隙間があったので柄を削った時の木の破片で隙間を埋めたら、今度は柄が割れるという事態に・・・。(´・ω・`)軽く叩いて入れればよかったぁ
柄を作り直すのは面倒なので、木工ボンドを割れた部分に流し込み万力で挟んで固定!(はみ出たボンドは乾く前にウエスで拭き取りました)
レストア完了!
素人によるレストアが完了しました。柄の割れた部分も木工ボンドでしっかり接着できて問題なし!
実際に使ってみる
それでは、さっそく薪を切ってみたいと思います。(/・ω・)/ギコギコ!
刃が欠けている部分が引っ掛かる時もありますが、薪を切る事が出来ました! 全然切れなかったノコギリの時と比べると、全くの別物に感じます。(*´ω`*)太い枝ぐらいなら問題なく切れる
まとめ
ノコギリの錆び落としや目立てが大変でしたが、木を切れるまでレストア出来たので良かったです!(≧▽≦)
いや~、錆び落としでノコギリを折った時はとても焦りました。運よくケガはしませんでしたが、改めて電動工具を使う時は気を付けなければと感じました。あと、保護具の着用も大切!( ゚д゚)ウム
それと、レトロなノコギリについてちょこっと調べてみたんですが、形や種類が多くてビックリ! 憶測ですが、このノコギリは『木挽鋸(こびきのこ)』なのではないか?と思っています。(木挽鋸とは、丸太を製材する時に使ったノコギリ)
今の道具もいいですが、昔の道具もいいですね! また錆びると嫌なので、ノコギリの表面には刃物用の油をしっかり塗布して保管してます。( ̄▽ ̄)これで当分は錆びないはず!