前置き
いつも畑へ行く時に使用している長靴があるのですが、経年劣化でゴム亀裂が入って状態なんですよね。まぁ、支障がないので今のところは問題なし!(≧▽≦)ワハハ
しかし、ゴムの表面が白くなってきたのでそろそろヤバそう。なので、ゴムを復活または長持ちさせる方法がないか調べてみると、車のタイヤにシーリング材(シリコーン)+灯油を混ぜたオイルを塗るというものをネットで発見。(シリコン灯油というらしい)ん~、同じゴムだからイケるんじゃね?
という事で、劣化した長靴に混合して作ったオイルを塗ってみます!(・ω・)ノ今年最後の記事
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劣化した長靴の状態
こちらが長年使用してきた長靴になります。なんか、表面が白くなってる!(ゴムの劣化?)
多分ですが、購入してから5年ぐらいは経過していると思います。2年前に新しい長靴を買ったので、この長靴は畑用に降格しました。なので、その前から使っているはず。( ̄▽ ̄)長靴は日常用と畑用に分けてる
長靴は一応使えてる感じで、側溝掃除の時に脛(すね)ぐらいまで水がきましたが浸水しませんでした。まぁ、結構前の話なので今は無理かも・・・。(笑)
それと、しゃがんだり歩く時など負荷が加わる部分のゴムに亀裂が入ってます。なので、このままではいつ浸水するかわからない状態。Σ(゚Д゚)ワーオ!
長靴についた汚れを落とす
※私の記事では『シリコン』と記載している事がありますが、正確には『シリコーン』です。シリコンスプレーなど。もし、見かけた際は『シリコーン』になりますのでご承知おきください。<(_ _)>すみません
シーリング材(シリコーン)+灯油の混合オイルを塗布する前に、長靴を洗って表面をキレイにします。草刈りや畑の泥で汚れた時は水で洗ってましたが、洗剤とブラシを使ってしっかり汚れを落とす。
最終的にクレンザーを使いゴシゴシ洗って落ちない汚れは諦めました。(クレンザーは研磨剤が入っているのでゴムにダメージを与える可能性あり)
そういえば、親父も新しい長靴を購入したので古い長靴にもオイルを塗ってやるか。という事で、親父の古い長靴も洗いました。(自分の長靴よりは新しい)
シーリング材(シリコーン系)+灯油(ケロシン)の混合オイルを作る
※作業は自己責任でお願いします。また、火気には注意して下さい。
次の日、長靴が乾燥しました。洗う前と比べると、まぁまぁキレイになったと思います。でも、表面が白くなっているのは変わらない。
あと、長靴の亀裂部分はこんな感じ。しゃがみ作業をすると、写真の場所のゴム部分に負荷が掛かるんですよね。この部分に混合オイルを塗ったら直るのか期待したい!
では、混合オイルを作っていきます。材料はシーリング材(シリコーン)と灯油、それと2ストオイルも用意してみました。シーリング材には変性シリコーンやポリウレタンがありますが、使用するのは普通のシリコーンタイプのようです。(変性シリコーンやポリウレタンを使った記事は見なかったような気がする)
ネットで『タイヤの復活』と調べた所、シーリング材+灯油(タイヤのヒビ割れを埋める方法?)と2ストオイルと灯油(タイヤのゴムに染み込ませ柔らかくする方法?)の2種類がありましたが、試したことがないのでどっちがいいのか分からん!(´_ゝ`)ん~
結果、シーリング材と2ストオイルと灯油の3つを混ぜてみる事にします。(笑)
まずは、シーリング材と灯油を混ぜます。(先に混ざりにくいものを入れる)それと、混合オイルを作り過ぎても捨てるしかないので少量作る事にしました。
配分はテキトウ(目分量)で、シーリング材 1:灯油 1 。ちなみにネットで調べたら、割合はシーリング 2:灯油 8 らしい。もう、こまけぇ事はいいんだよぉ~。(/・ω・)/コネコネ
あと、材料は余っていたものなので性能が低下しているかも。シーリング材は1年ぐらい経過してたヤツ。
数分後、泡立ちましたがシーリング材の形は無くなりました。オイルの色が濁っているのは、刷毛と容器が汚かったのが影響してるみたい。(汚い金属を灯油を使って洗う為の刷毛と容器を使用した為)
シーリング材が混ざったようなので、2ストオイルを少量入れてよく混ぜ合わせます。混合オイル2:2ストオイル1 の割合ぐらいかな。( ̄▽ ̄)もうテキトウ過ぎて自分でも分からないぜ!
混ぜ合わせた結果、変な色をしたオイルが完成・・・。(´゚д゚`)これ大丈夫なのか?
作った混合オイルを長靴に塗布する
それでは、長靴に作った混合オイルを塗っていきます。(/・ω・)/いくぜぇ
オイルは丁度いい粘度で垂れてこないし、伸びもよく塗るのが楽でした。ただ、泡が気になりますね。とりあえず、全体を均一に塗って亀裂がある部分はたっぷり塗布。
※ゴム以外の部分に塗らないように注意!(長靴の紐や布地に塗らないように作業しました)
オイル塗った後(左)と塗る前(右)を比較してみるとこんな感じ。ゴムの白くなった部分がオイルのおかげで無くなり見た目がよくなりましたね。
親父の長靴も同じように塗って見ると、なんか新品ぐらいにキレイになった感じがします。(笑)
あとは、乾燥するのを待つのですが小屋の中が灯油臭い。なので、出来れば外で行う方がいいかもしれないです。まぁ、雪が降ってるから無理なんですど。( ゚Д゚)積もらないでくれー
オイルを塗った次の日(乾燥)
次の日。長靴に塗ったオイルが乾いたようなので状態を確認してみます。(表面を触っても油が付かなかったので乾燥したっぽい)でも、灯油の臭いは残ってる!
表面を確認してみると、劣化して白くなった部分が無くなりましたね。ゴムがオイルを吸って潤ったのか、それともシリコンでコーティングされた?
※写真では見えませんが、コーキングがしっかり混ざってなかったようでシリコンのダマが何ヶ所かあります。
亀裂があった部分は、コーキング材でほんの少し埋まったような気がします。でも、亀裂を直すほどの効果はありませんでした。(重ね塗りすればイケるかな?)なので、亀裂にはゴム用の接着剤を使った方がいいかも。
一方、親父の長靴は新品のような状態になってて草ぁ!(´_ゝ`)長靴の中はボロボロだけど
長靴を履いてみる
さっそく、長靴を履いてみました。ん~、ちょっと歩きやすくなった?
それで色々動いてみると、しゃがむ行動が楽に行えるという事に気づきました! そういえば、長靴のゴムが硬かったのに今は柔らかくなったような感じが・・・。Σ(゚Д゚)オイルの効果?
比較してないので分かりませんがオイルを塗る前と後では、やはりゴムの硬さが違うと感じました。なので、歩いたりしゃがむ動作がしやすくなったと思います。(個人的感想)
最後に水を掛けてみました。(/・ω・)/おりゃ~
すると、メッチャ撥水してる!( ゚Д゚)すげぇ ゴムの亀裂部分からも浸水を確認できなかったので、これで長靴の寿命が延びたと思います。効果がどれほど続くか分からないけどね。
まとめ
劣化した長靴にシーリング材+2ストオイル+灯油を混合させたオイルを塗ってみた結果、ゴムが柔らかくなったり撥水効果を得る事が出来たと感じました。(個人的な意見になります)
耐久性などは長靴を使用してみてどうなるか確認したいと思います。でも、春にならないと畑に行かないのでそれまでは小屋で放置しておきます。まぁ、検証を忘れる可能性もあるので、その時はすみません。(笑)
それと、今回行った作業は本当に効果があるのか分かりません。逆にゴムを劣化させる可能性もあります。また、灯油を使用するので取扱いには十分に注意しましょう。(・ω・)ノ火気厳禁
あと、表面がツルツルしている長靴は混合したオイルを塗ると、シリコンの斑点が出来るかもしれません。私の長靴は表面が凹凸しているのであまり目立ちませんが、所々シリコンのダマが出来ていました。しっかり混ざっていなかった可能性もありますが、長靴のデザインによっては不向きなものがあると思います。
最後に、混合したオイルを車のタイヤに塗って長持ちさせるという方法は全て自己責任。私もタイヤに塗ってみようかと思いましたが、後が心配だったので長靴で試したという感じです。なので、命に係わるもの使用する際は塾考しましょう。(`・ω・´)危ないからね!
補足 ちょっと気になった事
※素人が調べた内容なので間違えていると思います。参考にする場合は注意して下さい!
シリコーンが灯油で溶けるのか気になったので調べてみましたが、よく分かりませんでした。(笑)
とりあえず、シリコーンは耐油性に優れているようなので灯油(ケロシン)では溶けないらしい。ただ、ガソリンなどの無極性有機化合物には膨潤(物質が溶媒を吸収して膨張)するとの事。膨潤しても、吸収した溶剤が除去されれば元に戻る。(´_ゝ`)難しくて何言ってるか分からん!
私もよく分かりませんが、シーリング材(シリコーン樹脂)が『塗料』で灯油が『薄め液』みたいな感じになるのかな? 最終的に、灯油が揮発してシリコン樹脂が残るみたいな・・・。
私では理解できないので、詳細は各自で調べて下さい。(笑)
それと、混合オイルを塗ってから数日で灯油の臭い弱まり、2週間経過した現在は鼻を近づけても微かに臭うぐらいの状態になりました。(・ω・)ノよかったぜ!
あと、ゴムの亀裂にはロックタイトの黒ゴム接着剤というのがいいかもしれません。(硬化後でも柔らかいままらしい)まぁ、使った事ないので分かりませんが・・・。(;^ω^)黒色だど補修ヶ所が目立つなぁ