落下して木枠が壊れた掛時計を修理&イメージチェンジしてみた!(古い時計のDIY修理)

CITIZEN(シチズン)のCRYSTRON(クリストロン)クォーツ時計の分解完了。 レストア(修理や修繕など)失敗もアリ!

前置き

この間、居間にある掛時計が止まっていたので親父が電池交換をしてました。私は近くで横になりながらテレビを見ていたら、顔の脇にいきなり時計が落下!Σ(゚Д゚)ぎゃぁぁぁ

どうやら、時計を元の位置に戻す際に手が滑って落下させてしまったらしい。とりあえず私は無事でしたが、時計の木枠が壊れてしまい壁掛けするとバランスが悪く斜めになります。

新しい時計を購入してもいいんですが、時計の本体は異常がなく外側の木枠だけ壊れたっぽい。なので、木枠だけ修理すれば直せそう。(゚∀゚)お、DIYの出番か!

という事で、時計の木枠修理とついでに雰囲気を変えたいと思います!(・ω・)ノチャレンジ

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壊れた時計の状態

2メートル以上の高さから落下して、時計の外枠が写真のように壊れました。でも、時計本体やガラスは無事だったのが不幸中の幸い!( ゚Д゚)ガラス割れなかったのが奇跡

ちなみに、壊れた部分の木材はボンドで固定しているだけのようです。(*´ω`*)簡単に直せそう!

時計を分解する(木枠を取り外す)

では、背面にあるプラスネジ4ヶ所を外して木枠を取り外します。

これで、木枠と時計に分けられました。しかし、木枠と時計を固定しているプラスチックが破損しているのを新たに発見! どうやら、ネジ穴の部分に落下した衝撃が加わり割れたみたい。

あとは、壁掛けする為の穴が開いた木質ボードを外せば分解完了!

時計の分解完了!

壊れた木枠と背面の木質ボード、それと時計本体に分ける事が出来ました。それで、今回修理する所が木枠と時計のプラスチックになります。

一応、時計本体に異常がないか調べましたが問題はなさそうでした。落下した直後でも秒針が動いてたし、床に置いた状態で数日使ってみたが特に異常なし。(=゚ω゚)ノ多分ダイジョブ!

割れたプラスチック(ネジ穴部分)を接着する

時計の上下2ヶ所のプラスチック(ネジ穴)を瞬間接着剤で固定します。

毎回ですが、瞬間接着剤を上手く使いこなせないんですよねぇ。(瞬間接着しない) まぁ、固定出来ればいいので、テキトウニ接着しておきます。(`・ω・´)ミスって手に付いた時は指を瞬間接着できるけど!

ついでにガラス面に付いている汚れもキレイに清掃しておきます。ちなみに、汚れの殆どが放鳥した時に付いたインコのフンです。(´・ω・`)奴らは時計の上でフンをするから困るぜ!

木枠の修理とイメージチェンジ!

※作業は自己責任でお願いします。また、火の取扱いには注意!

次に木枠を修理して行きます。木材の断面をみるとあい釘や木ダボが見当たらないので、ボンドで固定してたっぽいですね。そもそも、木枠は飾りだし掛時計に強度は必要ないのでこの作りになってると思います。

あと、外枠の上側も継ぎ目に亀裂が入っているのを発見したので修理する部分が増えました・・・。

木工ボンドで木材を接着すれば簡単に修理できますが、それではちょっと物足りない。なので、木枠の雰囲気を変えたいと思います。見た感じ木材はウレタンニス?で仕上げてあるっぽいので、紙ヤスリで削りニスを落としてみる事にしました。(/・ω・)/レッツ、ゴジゴシ!

その前に、ニスを落とすと木材の継ぐ部分の跡が消えてしまうので、位置ズレしないようにダボ栓を打っておきました。これで、ニスの跡が消えても元の位置に戻せる。

位置ズレの対処をしたので、さっそくニスを削って行きます! しかし、ニスの層に厚みがあって削るのが大変。約20分掛けて木材のニスを削りましたが、見えない背面はそのまま残しました。( ゚Д゚)もう疲れた!

それで、木材を削ってみると木目がいい感じに出てる。最初は白色のペンキで塗りつぶそうと思っていましたが、木目を生かした感じの方がよさそう。(・ω・)ノ意見変更!

このままの状態でもいいのですが、もっと木目を強調させたい・・・。という事で、表面をカスバーナーで炙って行きます!(/・ω・)/ファイヤー

こんな感じで、木材の表面を焦がしました。(炎の当たりづらい継ぎ目から先に焼いた方がいいです)それと、木材の角は特に燃えやすいので焼き過ぎないように注意!

あとは、金ブラシで磨き仕上げるのですが、木材が堅いのが原因?で全く削れない。なので、粗い紙ヤスリで削って仕上げました。結果、ちょっとは木目が強調されたかな?

そして、木材表面を焼いた事で地獄の削り作業が復活してしまった・・・。( ゚Д゚)ア”ァァァァ~

ちなみに、この加工方法は『浮造り(うづくり)』というみたいです。柔らかい木材が適しているので、堅い木材にはあまり意味がなかったかも。(笑)

木枠を接着してニスを塗布

再削り作業から1時間後、やっと仕上がりました。多少焦げが残ってるけど、我に悔いなし! という事で、木枠の木材を接着します。

次の日、木材が接着しました。(ボンドが乾く前に麻ひもとその辺にあった木材を楔にして捻じれ対策)

あとは、クリアニスを塗布して乾燥。冬になると、ニスを乾かすのに時間が掛かる!

これで、木枠の修理とイメージチェンジが完了しました。(ニスは2度塗りしてます)

背面は・・・。まぁ、普段は見えないからいいでしょう!(´_ゝ`)昔の面影を残しておいたのさ

最後に各パーツを組み直せは修理完了です!

時計の修理が完了!

落下して木枠が壊れた時計の修理が終わりました。本当は簡単に直せる状態でしたが、物足りないと木枠のイメージチェンジをしたら、結構時間が掛かっちゃいましたね。(2日ぐらい掛かった)

でも、修理前と比べると時計の雰囲気が変わったと思います。修理前のレトロ感のある雰囲気もいいですが、木目を強調させた修理後の時計も結構いい感じ。

ちなみに、なぜか同じ時計が別室にあったので持ってきました。人によって好みが分かれると思いますが、個人的にはどっちでもいいかな。(笑)

時計をいつもの場所に元してみると、なんか修理前と同じ茶色っぽいですね。まぁ、部屋の明るさや角度でちょっと暗く見えるようです。(;^ω^)写真の撮り方が下手という可能性アリ!

まとめ

落下した掛時計ですが、時計本体には異常はなく外側の木枠だけが壊れた状態でした。なので、木枠のを修理するだけで直ってよかったです!(時計の本体が壊れていたら100均のヤツから部品取りしてたかも)

あと時計を直している間、時計が無いのに何回も時計の位置に目線を向けてしまいました。なので、改めて時計の重要性を知った感じです。ちなみに、家族全員が同じ行動をしてました。(笑)

それと、時計の木枠をイメージチェンジしてみましたが、家族に好評だったのでよかったです。私はいつも文字盤しか見てないのであまり変わった感じはしませんが、木目が見えるようになったので時々おしゃれに見える感じがします。まぁ、個人的な感想ですけど。(´▽`)ワハハ

最後に、この修理した時計について何も調べてなかったので、ネット検索してみました。時計のメーカーは日本のCITIZEN(シチズン)というのは知っていたのですが、6時の文字盤上にあるCRYSTRON(クリストロン)というのは1970年代のクォーツ時計に付けられた名称らしいです。

つまり、めっちゃ古い時計でビックリ! 親父にいつからあるのか聞いてしましたが、『いつの間にかあった!』と意味の分からない事を言っていたので、詳細は分かりませんでした。(笑)

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