野外放置で雨ざらしのSONY製ラジカセ『CFS-V5』を分解してみた!

SONY製ラジカセ『CFS-V5』分解完了。 レストア(修理や修繕など)失敗もアリ!

前置き

親戚の家に行ったら小屋を掃除していて、畳や家電などが外に放置されてました。その中に、SONY製の古いラジカセがあるのを発見!(゚∀゚)おっカッコイイじゃん

話をしたら『欲しいものがあるなら持って行ってOK!』と言われたので、お言葉に甘えて貰ってきました。しかし、雨ざらし状態だったので動くか心配です・・・。( ̄▽ ̄)動かなかったら処分費用持ち

という事で、今回はレトロなSONYのラジカセ『CFS-V5』を分解して行きます。(;^ω^)直るかな?

次回記事
SONY製ラジカセ『CFS-V5』の清掃と修理が完了!(一部塗装も実行)

関連記事
ノータッチハンドソープが水没? 赤点滅して使えないので修理してみた!

SONYのラジカセ『CFS-V5』の状態確認

※雨ざらしだったので、一週間ほど小屋の中で乾燥させました。また、水分が残っている可能性があるので、通電チェックは行ってません。

こちらが貰ったSONYのラジカセになります。最初は電源コードが見当たらなかったのですが、探したら半分地中に埋まってました。多分、1ヶ月ぐらいは野ざらしだったと思う・・・。_(:3」∠)_チーン

ラジカセは『CFS-V5』というモデルでした。ネットで調べてみると、SONY製品を説明しているサイトの1984年9月カタログに掲載されているので、その辺りが発売日になると思われます。Σ(゚Д゚)約40年前の機械だと

グレードは『CFS-V15』>『CFS-V10』>『CFS-V5』の順番で3種類あり、今回貰ったラジカセの価格はローエンドモデルで¥22,800円だったみたい。(≧◇≦)他のタイプもカッコイイですな!

↓こちらのサイトで詳細が分かりました。<(_ _)>ありがとうございます
https://bouya.officew.jp/tc-cf-1984-09/

ラジカセは砂ぼこりと雨染みで全体的に汚い状態。古いものなので、日焼けや塗装剥がれの部分もありました。まぁ、外装が汚くても中身が無事ならOK!(;´∀`)ラジオだけでも聞ければいいなぁ

貰ってきた時にスピーカーが雨で濡れていたので、正常に動作するかは不明。(´゚д゚`)音が出ないのは困る

ラジカセ『CFS-V5』を分解する

※作業は自己責任でお願いします。また、説明が間違えている可能性があるので注意!

では、ラジカセを分解して行きます。背面にあるプラスネジ(水色で囲った部分)をドライバーで外していく。ネジの頭が錆びている所もあるので、ナメないように気を付けます。(アンテナの下にあるネジはアンテナを固定しているネジ)

ネジを外したら、背面が下になるように置いて表面の外装を外します。外装を外すのに、ちょっとコツが必要でした。(下から上に向かってずらしながら外す感じ?)あと、スピーカーの配線がメイン基板に付いているので負荷が掛からないよう注意しましょう。配線はコネクタで接続されているので簡単に外せます。

コネクタを外して表面の外装が外れました。雨ざらしだったので内部の状態が酷いと思ってましたが、そんなに影響はなそうかも?(´・ω・`)ん~見た感じ悪そうな部分は無いような・・・

電源基板を外す

とりあえず、外せそうな部分から外していきます。まずは、左下にある電源基板。(プラスネジ3本で固定)よく見ると、ネジの所に矢印があるので分かりやすい!(゚∀゚)親切設計ですなぁ

簡単に電源基板が外れました。(裏に電源トランスが付いてる)電源基板もメイン基板にコネクタで接続されているので、引き千切らないように注意。

カセットテープユニットを外す

次にカセットテープユニットとチューニングスケール(ラジオ選局のメモリ)を外していきます。水色で囲った部分のプラスネジを外し、赤色で囲った部分にある配線のコネクタを外します。一応、チューニングスケールがズレないように、一番左側に寄せた状態にしました。

これで、カセットテープユニットとチューニングスケールが外れました。(/・ω・)/取ったどー

背面を見てみると、カセットテープユニットの複雑なボタン機構が・・・。( ゚Д゚)スゲェ 右側にモーターとテープのハブを回す装置が黒いゴム(輪ゴムみたいなヤツ)で繋がってます。よくこのゴムが切れるみたいですが、状態が良かったので交換しなくてよさそう。(。´・ω・)?一度交換したのかな?

メイン基板を外す

カセットテープユニットの下にあったメイン基板を外していきます。水色で囲った部分にあるプラスネジを外す。こちらもネジ部分に矢印があるので分かりやすい。

でも中央に1ヶ所、矢印があるのにネジが無い部分がありました。ハイグレードモデルだとオートリバース機能(テープのA面からB面に切り替える)装置がついているので、それの固定用ネジ穴なのかな?

これで、メイン基板が外れました。少しホコリを被ってますが、雨による影響はなさそう。コンデンサの液漏れも無くキレイな状態です。(;´∀`)見た感じ電子部品に異変はなさそう

背面はこんな感じ。左側にある半月のギアは、ラジオを選局するダイヤルのギアと合わさる所です。

スピーカーを外す

左右のスピーカーは水色で囲ったプラスネジ4本を外せば取れますが、黄色で囲った電源ランプの基板はプラスチックで溶着されています。なので、溶着部分を削る事にしました。

全てのパーツは配線で繋がっているので、負荷が掛からないように注意しながら外します。

スピーカーとスピーカグリル(網)が外れました。スピーカーグリルの裏面はキレイですが、表面は塗装が剥がれて錆びが発生していたので塗装が必要かも。

スピーカーは雨で濡れたので不安でしたが、意外と大丈夫そうです。ホコリが付いてますが、コーン紙やエッジ(ゴム部分)は破れてませんでした。(゚∀゚)おっラッキー

コーン紙やエッジが壊れていると修理が大変なので、破れてなくてよかったです。スピーカー修理動画を見ましたが、素人にコーン紙やエッジの張替え修理は難し過ぎ!(´_ゝ`)そこまで器用ではないかなぁ

金具関係を外す

外装の内外が汚いので洗浄したい!(`・ω・´)洗えるパーツは洗浄じゃぁ なので、外装についている金属類(アンテナや電池のバネ端子など)を外していきます。

内側にあったヒートシンク?(長方形の鉄板)が両面テープで貼られていたので剥がすのが大変でした。(剥がすのに無水エタノールを使用)とりあえずこれで、ある程度ラジカセの分解ができたかな。( ´Д`)=3 フゥ

ラジカセ『CFS-V5』の分解完了!

『外装関係』『カセットテープユニット』『電源基板』『メイン基板』『スピーカー』『金物』のように各パーツごとに分解できました。(=゚ω゚)ノ結構簡単だった!

雨ざらしの状態でしたが分解してみた結果、状態はそんなに悪くなかったです。ラジカセ内部に水が入った形跡がありましたが、表面はスピーカーが雨を防いで背面は網目が凹凸なので水が入り難く被害が出なかった?

また、ケースの底側は電池を入れる部分から浸水していたようなので、各パーツが宙に浮いてたのも良かったみたい。写真を見ると、底の方が土や砂で汚れているのが分かると思います。(電源基板だけ心配)

ちなみに写真を載せてませんが、土や砂以外にも虫の死骸も数匹入ってました。なので、古いものを分解すると虫とエンカウントする可能性がある。(´゚д゚`)ボロボロになったカメムシが出てきた・・・

今回はここまで

SONYのラジカセ『CFS-V5』の分解が終わりました。(分解作業は約1時間)今の所、問題が無ければ普通に使える状態かな・・・。( ̄д ̄)多分

次回は、各パーツ清掃と壊れている部分があれば修理をして完成させたいと思います。分解より大変な作業があるかもしれないが、頑張って行こう!(・ω・)ノヤァー

次回記事
SONY製ラジカセ『CFS-V5』の清掃と修理が完了!(一部塗装も実行)

タイトルとURLをコピーしました