古いミシンを見つけたので100均の手芸用品を使い動かしてみる!『JAGUAR製ミシン SB・001』

100均のミシン糸を100均のボビンに巻く。 レストア(修理や修繕など)失敗もアリ!

前置き

コロナウイルスが流行して親戚が泊まりに来なくなったので、大量にあったお客用の布団を処分しました。

その時、押し入れの奥からミシンを発見! 実は前からミシンが欲しかったんですよねぇ。服のほつれた部分を補修したり、捨てるタオルで雑巾を作ったりなど意外と使いたいという時がありました。

なので、古いミシンの動作確認と100均の手芸用品を使いミシンを動かしてみます。(・ω・)ノ憧れのミシン

※ミシン素人が作成した記事になりますので参考にする際は注意!

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押し入れで発見したミシン(JAGUAR SB・001)

こちらが押し入れで見つかったミシンです。JAGUAR(ジャガー)製のSB・001という型番のものでした。(説明書付き)しかし、長年押し入れの中で放置されていたので全体的にかなり汚い!

 カビ臭いしミシンのカバーには茶色い斑点が付いてる。(;^ω^)まずは清掃しなければ・・・

とりあえず、電源ケーブルとフットペダル(フットコントローラー)は濡らしたキッチンペーパーで汚れを拭き取ります。すると、思った以上に汚れていてビックリ!Σ(゚Д゚)汚ねぇぇぇ

本体のカバーは思い切って洗浄!そしたら、かなりキレイになりました。(∩´∀`)∩黄ばみが消えた!

ミシン本体の動作確認

何十年と放置されていたものなので、ちゃんと動作するのか調べてみます。こちらのミシンは電源ケーブルとフットペダルが一緒になっている。つまり、これがないと操作できない!(ミシンに詳しくないですが手元スイッチで操作できるものもあるらしい)

ケーブルはミシン側面にある専用のコネクターに接続します。( ̄▽ ̄)動くかなぁ?

ケーブルを接続した後、コネクタの隣に付いている謎のスイッチを押してみるとライトが付きました。でも、白熱球なのでちょっと暗いですね。

ペダルを軽く押してみると針が上下していたので、このミシンは使えそうです! ただ、ミシン糸などのもってないので、100均から購入してきます。(=゚ω゚)ノ行ってくるぜぇ

念の為ミシン内部を確認。(グリスアップ)

※作業は自己責任でお願いいたします。また、分解方法は忘れてしまったので記載しません。<(_ _)>スマヌ

そのまま使用しても大丈夫そうですが、念の為内部がどうなっているのか調べてみる事にしました。

なんとか、外装を取り外す事に成功。( ̄д ̄)どのネジを外せばいいのか分からず大変だった!

確認した所、特に目立った異常(断線やギアの破損など)は無かったです。でも、グリスが劣化してますね。

ん~、悩みましたがグリスアップしておきました。古いグリスを綿棒である程度取り除き、新しいグリス(モリブデングリス)を塗布。針棒(針を上下する機構部分)には、高級グリス『ベルハンマー』を使用。

※グリスによってはプラスチックに悪影響を与える可能性があるので注意!(プラスチック用のグリスを使用した方がいいかも?)私は何も考えずモリブデングリスを使っちゃいました。(笑)

100均から購入してきた手芸用品やLED電球

※手芸用品を購入する際は下調べをしてから購入した方がいいです。(商品の評価やミシンに適合するかなど)

100均に行ってミシンに必要なものを買ってきました。(∩´∀`)∩楽しかったぁ

まずは、針関係のもの。ミシンに針が付いていましたが、折れた時ようにストックしておきます。針には太さがあり、細いものは薄い生地用で太いものは厚手の生地で使用するみたい。( ゚Д゚)へぇ

あと、針の穴に糸を通すのが面倒なので糸通しも購入。(・ω・)ノこれは買ってきて正解だった!

次に糸関係のもの。綿100%のミシン糸(白黒)とナイロン100%透明のミシン糸。ミシンの下糸で使うボビン。縫い間違えた時に糸を切る為のリッパーを購入。

針と糸も重要ですがボビンも重要。糸の色を変える度にボビンに巻くのが面倒なので、ボビンのストックは必要ですね。(各色のボビンを先に作っておく)ただ、サイズが合うのかだけ不安。

最後にLED電球(電球色)。ミシンに付いている電球が暗いのでLEDに交換したいと思います。一応、購入前に金口のサイズは調べておきました。また、LEDには昼白色もありましたが元の色合いと近い電球色を選択。

電球の色合いによって糸が見えやすいとかあるのかな?(`・ω・´)まぁ、好みの色でいいと思う!

ミシンの電球交換(白熱電球からLEDへ変更)

説明書を見ると電球を交換する為の道具があるらしい。ミシン本体の収納スペースを開けると、中にプラスチックの筒が入ってました。どうやらコレで電球を交換するようです。(無くても交換できます)

ちなみに、電球の位置は針棒の隣りにあります。白熱球(ナツメ球)の点灯後は熱くなっているので注意!

『こんなプラスチックの筒で電球を外せるのか?』と思いながら使ってみると、普通に外せてビックリ!(笑)

100均で購入したLEDの電球はミシン逆さにして素手で取り付け。これで電球の交換完了!

多分ですが、プラスチックの筒を使用する理由は電球のガラスを素手で触ると油分などの汚れが付着して、電球が発熱した時に割れる可能性があるからだと思います。また、電球が切れた後にすぐ交換する時に火傷しないようにする為かもしれません。プラスチック筒に耐熱性があるか分からないけど・・・。

LED電球の場合は、発熱が少ないしガラスではなくプラスチックを使用しているので素手で交換しても問題ないと思います。ただ、濡れた手で交換すると感電する可能性があるので注意。

白熱電球とLED電球の明るさ比較

こちらが白熱電球の明るさになります。(LEDに交換する前)ちょっと暗いので針穴が見えづらいですねぇ。

こちらが交換後のLED電球の明るさになります。元の明るさと比べると全然違いますね!明るさが上がった事で針穴も見やすい。(`・ω・´)これが文明の利器だぁ

下糸の準備(ボビンに糸を巻き付ける)

ミシンには上糸と下糸があり、下糸は自分でボビンに巻かないといけません。という事で、100均の糸とボビンを使って下糸の準備をします。

説明書を確認するとミシン右上にある軸を使用するらしい。この軸を矢印の向きにスライドさせるとカチッ!っと音がして、プットペダルを踏むと軸が回転するようになります。(縫う時は元に戻す)

説明書を見ながら糸を掛けてみたんですが、なんか説明の絵とミシンに付いてる金具の形が違う。説明書は2つあって、簡易的な1枚ものと詳しく書いてある1冊。比べてみると糸を掛ける金具の形違うじゃん。なんで?

どうやら、1枚の簡易的な説明書のやり方が正解だったようです。ん~、1冊の説明書は他の型番のミシンと併用してたのかな? とりあえず、ボビンに糸を巻く準備ができたので巻いてみます!(/・ω・)/いくぜぇ

フットペダルで速度を調整しながら巻きましたが、途中ボビンの片側だけに糸が巻かれてバランスが悪くなったので、爪楊枝で糸を上下させバランスを取りました。(=゚ω゚)ノこれぞ人力修正!

ミシンに下糸と上糸をセットする

※ミシンの種類によって構造が異なる可能性があるで参考にする場合は注意して下さい!また、各部名称が間違えている可能性があります。

赤色矢印の部分を摘まんで引っ張ると、垂直半回転釜(すいちょくはんかいてんがま)という部品が外れるので、その中にボビンをセットします。(ミシンによってはボビンを水平にセットする水平釜タイプもある)

ちなみに、そのことを知らなかった私は青色矢印の部分を触り、垂直半回転釜とその周りの部品が外れて戻すのに苦労しました。なので、説明書はちゃんと読もう!(笑)

私の場合、100均で購入したボビンのサイズで問題ありませんでしたが、ボビンサイズには規格があり数種類あるようなので購入する際は注意した方がいいです!

あと念の為、垂直半回転釜の板ばねを調整して下糸のテンションも調整しておきました。(下糸の糸調子を調整)これをしないと上手く縫えないらしい。( ̄▽ ̄)分からんけど

下糸がセット出来たので上糸をセットしていきます。上糸を色んな場所へ通し、針先まで持ってきたら糸通しを使用! パッケージには手縫い用と表記されてましたが普通に使えました。

針が固定されていると糸を通しが大変なので買っておいてよかったです!( ゚Д゚)マジで

針に糸が通ったらミシンのはずみ車(ミシン側面にあるハンドル)を回すと下糸が引き上がる。いや~、なんか家庭科授業を思い出して懐かしみを感じました。(笑)

糸をある程度伸ばしたらミシンの準備完了!(;^ω^)これでやっとミシンが使えるぞ

ミシンを使ってみる!(雑巾を作る)

ミシンを使うのは家庭科の授業依頼なので、ほとんど使用した事がない!(`・ω・´)ド素人です

なので、簡単に作れる雑巾を作ってみる事にしました。材料の使わなくなったタオルは沢山あるし、雑巾はなんぼあってもいいですからね!(・ω・)ノ失敗しても分からんし

数分後、雑巾が完成! 途中で糸が切れたり操作ミスで針穴から糸が抜けましたが、糸通しがあったので簡単に戻せました。糸通しを買ってきた自分グッジョブ!

しかし、ミシンは机を使用した方がいいですね。床に置いて使うとフットペダルが踏みづらいです。(笑)

縫った部分ですが、特に問題なく縫えてると思います。今思うと黒色の糸を使った方が見やすかったなぁ。

100均の糸で気になった点(個人的意見)

糸でちょっと気になったのは、黒色の糸をボビンに巻いたら結構毛羽立ちした所です。日本製の表記がパッケージにありましたが、材質が綿100%なので仕方ないのかな?

科学繊維だと毛羽立たないのかもしれない。(´・ω・)分からんが・・・

あと、面白そうだったのでついでに購入した透明のミシン糸はミシン本体ににトラブルが起きやすいようです。どうやら糸が絡まりやすく、最悪ミシンを壊すらしい。( ゚Д゚)えっマジで!

一応、糸をボビンに巻いてみましたが問題なかったのですが・・・どうしよう。透明のミシン糸の材質はナイロン100%との事なので触ってみると釣り糸と似てる。

結論。ネットで調べてみると、100均のミシン糸はすぐに切れたり絡まったりするという意見がありましたが、私みたいな手芸ド素人には100均の糸でも十分かも。(個人的意見)

ただ、透明なミシン糸は扱い方が難しいようなので使用するか迷いますね。ミシンと糸の相性もあるらしいので異常があったら使わないというのがいいのかな。(まだ透明なミシン糸は使用してません)

まぁ、何か使う時があったら試してみよっと。もし使えなかったら、ナイロンは釣り糸にも使われているので釣りで使えるかも。(笑)

※上記でも記載しましたが、100均の手芸用品を購入する前に商品の評価など調べた方がいいです。

作業用のズボンを補修してみた!

畑作業やペンキを塗る時に使う汚れてもいいズボンですが、何かの作業中にしゃがんだらお尻の所から『バリ!』と音が出ました。( ゚Д゚)へぇっ、なんだ?

確認するとダブルステッチがシングルステッチになってる。この状態でも履けなくはないのですが、いつ崩壊するか分からないので補修します。(*´ω`*)私のケツ圧に耐えられんかったようだな!

ボロボロなので捨ててもいいのですが、通常の作業用ズボンがまだ新しいのでもうちょっとキミには頑張ってもらいたい。という事で、黒色のミシン糸(綿100%)を使い縫っていきます。(/・ω・)/いくぜぇ

縫っている最中、調子に乗ってペダル全開MAXスピードにしたら案の定コースアウト。 ん~、ズレてる所があるけど見えない所だしまぁいっか。(・ω・)ノちゃんと縫い始めと終わりに返し縫しました!

うむ、これなら問題なさそうだ!(。-`ω-)bまだ使える

まとめ

押し入れで発見した古いミシンですが、100均の手芸用品で復活する事ができました。ライトもLEDに変更した事で明るくなり、手がぶつかっても火傷の心配もありません。(=゚ω゚)ノ安心安全!

古いミシンですがミシンは前から欲しいと思っていたので見つけて本当によかったです。これで、ちょっとした服の補修やものづくりに役立ちますね。

さっそくですが、〇むらで購入したワンコイン(¥500円)のステテコを洗濯したら、なぜか股間部分がピンポイントで裂けたのでミシンで補修しました。他にもエコバッグほつれ止めなどで使用しているので大活躍!

しかし、なぜズボンが破けるのか?次はどこが破れるんだ・・・。(´・ω・`)怖いぜ

ちなみに、このミシンと同じものがネットオークションやフリマで約1,000円ぐらいで売ってました。(送料抜きの値段)いくつか売れていたので人気なのかな?

説明書はJAGUAR(ジャガー)の公式ホームページからダウンロードできるのですが、型番SB・001は残念ながら見つけられませんでした。説明書のミシンの絵が手書きなので相当古いものなのかもしれない?

なので、古いミシンを買う時は説明書のついているものを買った方がいいと思います。

追記 ジーパンに新しい穴が・・・

昔の記事で、ジーパンの穴を補修クロスと手縫いで対処しました。しかし、補修クロスを貼った部分の境目から破れて新しい穴ができるという結果に。( ̄д ̄)あちゃ~

ミシンが使えるようになったから補修しよう!・・・と思いましたがド素人には結構大変そう。なので、もう少しミシンを勉強してから補修したいと思います。その日までジーパン君はタンスでお休みだぁ。

もしかしたら、何もせず作業用のズボンになる可能性もアリ。(笑)

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