前置き
数年前にリサイクルショップのジャンク品コーナーから『ドリームキャスト』を購入しました。しかし、それから部屋の片隅で放置・・・。実はコントローラー持ってないんですよね!(≧▽≦)操作できねぇ
それで、昨年の夏にようやくドリームキャストコントローラーを入手しました。もちろん、ジャンク品で購入したヤツ。本体とコントローラーが揃ったという事は、いつものあれを行わなければ!
という事で、ドリームキャストの分解清掃と黄ばみ取りをしていきたいと思います。(・ω・)ノおっす
※ちなみに、去年の夏に作業した内容になりますのでご承知おき下さい。(笑)
次回記事
SEGAドリームキャストコントローラーの分解清掃&黄ばみ取り!(ジャンク品DCの修復後編)
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ジャンク品のドリームキャストとコントローラー
こちらがジャンク品で購入したドリームキャストとコントローラーになります。お値段は、ドリームキャスト本体が¥1,100円。コントローラーが¥550円でした。( ̄д ̄)今となっては安いのかな?
※電源ケーブル(メガネケーブル)とAVケーブル(ドリームキャスト専用?)もジャンク品でゲット済み。
本体の状態は全体的に黄ばんでいて、中を確認してみるとホコリが結構溜まってました。それと、コントローラーは黄ばみが酷く『A』という謎の落書きもあるので何とかしたい!( ̄д ̄)暗号か?
それでは、いつも通り分解して各部清掃。外装は黄ばみ取りをした後、組み直して完成という流れでいきたいと思います。
ドリームキャストを分解する!
※作業は自己責任でお願いします。また、説明内容が間違えている可能性があるので注意!
では、ドリームキャスト本体を分解していきます。まずは、側面に付いているモデム(モジュラージャック)を外す。モデムはプラスチックのツメで付いてるだけなので簡単に外せました!(=゚ω゚)ノパッカーン
モデムを外したら四隅にあるプラスネジ4本を外します。
これで外装パーツが外れるので内部にアクセスできるようになりました。
各パーツを外していく(電源基板を外す)
中身を確認すると、『赤線で囲った電源基板』、『青線で囲ったコントローラーユニット基板』、『緑線で囲ったドライブユニット』の3つパーツがある事が分かりました。(その下にメイン基板がある)
分からなくならないように、各パーツごと外していきます。最初は電源基板から!(゚∀゚)いくぜぇ
電源スイッチのコネクタを外してから、基板にある赤線で囲ったプラスネジ2本を外します。
ネジが外れたら基板の左側中央にあるプラスチックのツメを外して、電源基板を真っすぐ持ち上げると外せました。メイン基板から6ピンのコネクタが出ているので曲げないように注意!
最後に電源スイッチのプラスネジ2本を外して、電源スイッチを回収。
コントローラーユニットを外す
次はコントローラーユニットを外していきます。コントローラーの基板と横にある冷却ファンのプラスネジ6本、メイン基板と繋がっているフラットケーブルを外す。
※面倒くさいのでコントローラーユニットと冷却ファンを一緒に外しましたが、冷却ファンのコネクタを外せば別々に取り外す事が出来ます。
これで、コントローラーユニットが外れました。(冷却ファン固定ネジ2本は短いヤツ)
ちなみに、フラットケーブルの左隣にCMOS電池が付いてます。ボタン電池はタブ(薄い金属版)にスポット溶接されているのでタブを無理やり剥がして交換するか、新しいタブ付きの電池をはんだ付けするしか方法が無いかも?。まぁ、私は面倒なので交換しません!(笑)
ネットで調べてみると、ボタン電池を交換できるようにソケットタイプに交換するという記事がありました。こちらの方が交換が簡単なのでいいかもしれませんね。
※あと、使用されているボタン電池は『ML2020』みたいです。一般的なボタン電池のCL2023ではないので間違わないように注意! 頭の英字『ML』は充電可能で、『CR』は放電のみらしい。
『ドリームキャスト ボタン電池交換』でヒットすると思います。詳細は各自で調べて下さい!
ドライブユニットを外す
最後にドライブユニットを外します。赤線で囲ったプラスネジ3本を外す。
あとは、金属のケースごと持ち上げると簡単に外す事が出来ました。
ドライブユニットの底面を見ると、コネクタで接続できるようになってるんですねぇ。(゚∀゚)へぇ~
ちなみに、ユニットの一番上を持ち上げるとフラットケーブルやモーターの配線が繋がってます。ドライブユニットを外す時に間違えて持ち上げないように注意!
メイン基板を外す
では、残ったメイン基板を外していきましょう。赤線で囲ったプラスネジ6本(黒色)と青線で囲ったプラスネジ2本(真鍮色)の計8本外します。
これで、メイン基板が外せるようになりました。
金属のカバーを外すとメイン基板はこんな感じ。あと、外装の底にはゴミが溜まってますねぇ。やはり、隙間からホコリなどが入るのかな。でか、サーマルパッド(黒い四角のヤツ)1枚あるのだがどこのヤツだ?
※ドリームキャスト本体の種類には4タイプあるらしく、今回分解したものは中期モデルの前期型になるっぽい? 初期型だとサーマルパッドではなくヒートパイプが付いてるみたいです。(詳細は各自で調べてね!)
ドリームキャストの分解完了!
ドリームキャストの分解が終わりました。分解していて思ったのですが、作りがセガサターンと似ているような気がします。特に各パーツの構成が似ている!( ̄▽ ̄)各パーツが同じ位置あるし
あとは、各パーツの清掃と全ての外装パーツを黄ばみ取りをしていく。(;´∀`)頑張るぞ~
黄ばんだ外装パーツを外す
一応全ての外装を黄ばみ取りしますが黄ばみ具合によってバラつきが出てしまうので、黄ばみが酷いものとそうでないものに分けて作業する事にしました。
まずは、電源スイッチとトレイを開くスイッチのプラスチックの黄ばみが酷いので外していきます。
各スイッチのプラスチックは、内側からツメを外すと取れるようになっている。(/・ω・)/指で摘まむ!
これで各スイッチのプラスチックが外れました。(トレイのスイッチだけグリスが塗られてます)
次にモデムの外装を外します。こちらは、プラスネジ2本を外すだけで分解できるみたい。
モデムの外装が外れました。本体の外装と同じプラスチックのはずなのに、なぜかモデムの外装だけ黄ばみが酷いんですよねぇ。(´゚д゚`)不思議だ!
こんな感じで、黄ばみが酷いパーツを外して集めました。こうしてみると、スイッチやコントローラーパネルなど手で触る部分が黄ばみやすいのかな?モデム外装の黄ばみ原因は分からないが・・・。
漂白剤で黄ばみ取り
※漂白剤を使用するので保護具『ゴム手袋』を着用しましょう!(主成分の過酸化水素に注意)
外装の上パーツはトレイを開く装置が付いているので、外すと戻すのが面倒くさい。なので、そのまま黄ばみ取りをします。(外側の黄ばみを取るので内側に漂白剤は掛けません)
とりあえず、隙間を埋めるスポンジ?だけは外しておきました。( ̄▽ ̄)劣化すると嫌だからね
あと、外装の下パーツに貼ってあるステッカーは漂白剤で剥がれる可能性があるので、マスキングテープを貼って保護してます。写真では分かりづらいですが、全体的に若干黄ばんでいる。
では、漂白剤(ワイドハイターEX)を塗布した後に太陽光を当てて黄ばみ取り開始!(/・ω・)/そぉい
漂白剤を大量に消費するのはもったいないので、黄ばんでる部分に塗布した後ラップ包んで揮発するのを防ぐ方法を試してみました。ちなみに、太陽光が当たらない部分には金属板で光反射させてます。気休めだけど!
約30分太陽光に当てた後、ラップを剥がし漂白剤をしっかり洗い流します。黄ばみが酷いパーツ(スイッチとかモデムの外装)は約1時間太陽光に当てました。(/・ω・)/ゴシゴシ
仕上がりはこんな感じ。これまた写真では分かりづらいですが、多少の黄ばみは落とせたような・・・。劇的な変化はないかなぁ。(´・ω・`)う~ん
完璧には落ちませんでしたが、あまりやり過ぎるとプラスチックにダメージが入ると思うので、今回はこのくらいで妥協します。どうしても黄ばみが気になった場合はまたチャレンジするかも!
各パーツを清掃して組み立てる(完成は次回)
『電源基板』『コントローラーユニット』『メイン基板』は、それほど汚れてなかったのでエアブローでホコリを飛ばしました。ドライブユニットのピックアップレンズは、いつも通り無水エタノールと綿棒で清掃!
それと、謎のサーマルパッドは形と大きさから『IC401』のヤツっぽい?合ってるか分かりませんが、とりあえず張り付けました。しかし、落ちてた位置的に背面にあるICかも・・・。( ̄ー ̄)今さら直すの面倒
※ネットで調べてみましたが、サーマルパッドの位置までは分かりませんでした。
各パーツ清掃と黄ばみ取りが終わったので、あとは組み立てるだけ。ここから先は次回へ!
次回へ続く・・・
今回はドリームキャスト本体の分解と黄ばみ取りを記事にしました。上記でも説明しましたが、先代機の『セガサターン』と構造が似ていて分解しやすかったです。(=゚ω゚)ノ先代の技術を受け継いでいる!
それと、ドリームキャストのボタン電池を交換する際は電池の種類に注意が必要だと思いました。てっきりCRボタン電池を使用するものだと思ってましたが、『MLボタン電池』だったのでビックリ。
セガサターンはボタン電池CR2023を使用するのにね。(´_ゝ`)すぐ電池切れするみたいだが・・・
次回はコントローラーの分解清掃と黄ばみ取りを行い、ドリームキャスト本体とコントローラーの組み立て完成!までを記事にしますのでお楽しみにぃ~。後編へつづく・・・