前置き
そいうえば、昨年の話になりますが100均の¥330円スピーカーを改造しました。写真フォルダを整理していたら思い出したという流れ。(;´∀`)いや、温めておいたのさ!
まぁ、敷地にある欅を剪定した時に出た幹(みき)が空洞になっており、何かに使えないか考えた結果100均のスピーカーを詰め込んだそれだけの内容です。(´・ω・`)それって改造なのか?
という事で、今さらですが素人による300円スピーカーの改造?の記事になります。興味のある方は見て行って下さい!改悪になる可能性もあるあるけどね。(笑)
※残念ながら100均の300円スピーカーは販売終了したようで入手できません。
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剪定した欅の幹から使える部分を切り出す
いきなり選別終盤の写真なりますが、その前に欅の幹の使えそうな部分を見定めたり樹皮をを剥いだりメッチャ大変でした。(焼却処分しようと思っていたので写真は撮ってないかった)
本当はもっと長い幹だったが、剪定してから数週間畑に放置していたので腐れや虫食いなどが発生。結果、使えそうな部分が20cmぐらいしか残りませんでした。( ゚Д゚)諸行無常!
欅の木質は硬くの人力で切るのが大変なので、切断には電動工具のレシプロソーを使用。レシプロソーがあって本当によかった!(;^ω^)人力では辛すぎぃ
それで、スピーカーのデザインはどうしたものか。ネットで調べてみると『波動スピーカー』のような感じに出来そうだが、オーディオ素人がテキトウニ作るので音が悪くなる可能性がある。まぁ、音質とか詳しい事は分からないどうでもいいんですけど。(*´ω`*)えへへ
とりあえず、両サイドにスピーカーユニットを設置する方法は決定事項なので、手を加えるならスピーカーユニットに角度をつけるくらいですかね。そうすれば、正面で聞いた時に少しでも聞こえやすくなるかなぁ?と思ったので。(´・ω・)効果は未知数!
さっそく切断しようと思いましたが、欅の長さが短いのでレシプロソーが使えない・・・。ここからは人力で切っていくぞぉ~。(/・ω・)/うぉぉぉ~
いや~、切るのにメッチャ苦労しました。左右で角度がズレてますが調整するのが大変なので、もうこの形で決定します。(;´д`)腕がパンパン・・・朝はパン!
空洞の内部を焼く(虫の駆除)
欅の空洞を木の棒で突いてある程度キレイにしましたが、畑に置いてある時はアリやナメクジなどが大量に発生してました。つまり、虫がいる可能性がある!(´゚д゚`)ふぁぁぁ
という事で、カスバーナーで燃やします。(/・ω・)/汚物は消毒じゃぁ~
これで、虫は居なくなったと思います・・・多分。(・ω・)ノグッバイ!
欅の幹を加工する
欅が腐ってないか鉈で調べた時の跡が残っているので、ディスクグラインダーで表面を削り段差をなくしていきます。ちなみに、ディスクグラインダーを修理した記事もあるので興味がある方はこちら。
ある程度滑らかになりましたが、削った場所だけ平らになってしました。なので、この部分をスピーカーの底面にします。まだ平らになっていない部分もあるので鉋で整える。(/・ω・)/シュッシュ
カスバーナーで焼いた時に両サイドが少し焦げたので、鋸ヤスリや紙ヤスリで落としておきます。
アクリル板を加工(両サイドの蓋にする)
※前置きでも説明しましたが、残念ながら300円スピーカーは販売終了したようです。ちょっと高くなりますが、ネット通販で似たような商品が約800~1,000円ぐらいで売ってました。
欅の形が決まったので、300円スピーカーをどのように着けるか考えていきます。
とりあえず、分解してスピーカーユニットを取り外しました。欅の空洞に合わせてみると、1ヶ所しかネジ止めできないですね。これでは固定できない・・・どうしたものか。(´・ω・`)ん~
色々考えた結果、両サイドに被せる蓋を作りそれにスピーカーを固定する方法を思いつきました。それで、100均にいい感じの材料がないか探しに行くと使えそうなものを発見!
『クリアボード』という商品で結構大きいアクリル板が入ってます。これを使えば、欅の断面やスピーカーの内部が見えるから面白いかも。(クリアボードはまだ販売しているみたい)
さっそくアクリル板を加工していきます。まずは、アクリル板に欅の断面をけがきして余分な部分を切り落とす。アクリル板は透けるので写し書きが楽でした!(=゚ω゚)ノアクリル板を選んで正解
次にアクリル板を固定する為のネジ穴を開けます。しかし、調子に乗って高回転で穴あけしたらアクリルにヒビが入りました。アクリルは低回転でゆっくり様子をみながら穴開けした方がいいです。
交換や再加工が面倒なのでこのまま続行。(´・ω・`)自分不器用なんで・・・
欅の方にもネジの下穴を開けておきます。木質が硬いのでネジが入らない可能性があるのと位置ズレ防止。
アクリル板を固定するネジですが、小屋を探していたら古いマイナスネジがあったのでそれを採用。マイナスドライバーでネジを取り付けましたが、真っすぐ入らず斜めに入ったりして力の掛け方や難しかったです。改めてプラスネジの便利さを知る。( ゚д゚)ウム
欅の断面からはみ出したアクリル板は削って整えます。最初はディスクグラインダーで大雑把に削り、紙ヤスリで調整しました。(欅とアクリル板をピッタリ合わせるような加工はできないので多少隙間が空いてます)
※ディスクグラインダーで削る場合は、アクリルの削りカスが飛んでくるので保護メガネを着用しましょう!
アクリル板にスピーカーの穴を開ける
アクリル板にスピーカーを取り付けるのでキレイな穴を開けたいが、ホールソーなどの道具を持っていないのでどうしたものか。試しに100均のコンパスカッターを使ってみましたが余裕で無理でした!(笑)
アクリルに刃が入らないし、回した時に針がズレて余計な部分にキズを付けるだけ。なので、専用のサークルカッターを使用した方がいいです。
まぁ、サークルカッターという便利なものは持って無いので地道に加工するしかないですね。ハンドグラインダーを使用して穴の内側を切った後、先端のビットを砥石変えて円に合わせて削っていく。
仕上げにダイヤモンドヤスリで穴を整えたらスピーカーの穴開け完了。
ちょっと歪な部分がありますが、スピーカーユニットが収まるのでOK!
欅に電源ケーブルやスイッチの穴を開ける
アクリル板の加工が終わったので、次は欅に各ケーブルやスイッチ用の穴を開けます。
ケーブルの取り回しを考えた結果、スピーカー前側(正面)にオーディオケーブル。後側(背面)に電源ケーブルを付ける事にしました。
穴開けついでに、ケーブルを巻き付けて収納できるような足を作製。(スピーカーが転がらないように安定させる役割もあります)足に使用した木材は同じ欅を使用!(=゚ω゚)ノ剪定した枝から作ったよ
ボリュームは基板に付けたままの状態で操作できるよう考えてましたが、その機構を作るのが素人には無理だったので、ボリュームを基板から外し欅の表面に固定する方法にします。(笑)
欅の表面は凹凸があったりや湾曲してる為、ボリュームをそのまま表面に固定できないのでボリュームの形に合う溝を彫りました。 (∩´∀`)∩顔みたいでおもろい
あとは、欅の前面に電源スイッチ用の穴も開けておきます。電源スイッチは元から付いてないので、使えそうな部品をジャンクBOXから部品取り。電源を切る為に毎回USBケーブルを抜くのが面倒だからね!
それと、機械部品がそのまま見えるのが嫌なので、ボリュームと電源スイッチに被せて隠す欅のパーツを作らなければ。こなような無駄なこだわりで完成が遠のくんですよねぇ。( ̄▽ ̄)ワハハ
他にも欅の空洞を光らせる為にLEDライト(USBの5Vで光るヤツ)を分解したり、欅にニス塗を塗ったり色んな作業をしてますが記事が長くなるのでカットさせてもらいます。(´・ω・`)すみません
欅の空洞にスピーカーの部品を詰め込む
※参考にする場合は自己責任でお願いします。また、配線ミスなどに注意!
各部品の準備が終わったので、300円スピーカーを欅の空洞に設置していきます。( ̄д ̄)準備大変だったぁ
電源ラインの配線は電源スイッチとLEDライトを追加したので、写真の図のように配線したと思います。スピーカーもLEDも5V駆動なので並列接続にしたような?(詳細を覚えてないので間違えてる可能性あり)
ちなみに、LEDは電源を入れた瞬間に光るようにしてます。光っていると電源が入っている状態だと分かるようにしました。(・ω・)ノON/OFFが目視で分かる
あと、基板のコンデンサが邪魔になるので半田面(裏面)に移動。これで基板の片面がフラットになり空洞の中に設置しやすくなる。
基板とLEDの固定問題は、3Mの強力両面テープで解決しました。内部は狭いのでネジ止めは無理!
スピーカーユニット以外の配線が終わりましたが、配線がごちゃごちゃしてるから中身が見えても面白くない可能性が・・・。(;´∀`)上手い方なら配線をキレイに隠せるんだろうなぁ
※もっと配線を短く出来ますが、はんだ付けの手間やメンテナンスの事を考えて長めにしました。
ボリュームと電源スイッチを隠す欅のパーツは強力弾性接着剤で固定。ちなみに、同じ太さの赤黒配線が無くスピーカーユニットに繋ぐ配線だけ他のものより太くなってます。( ̄д ̄)ちょっと気になる
スピーカーユニットを繋ぐ前にLEDが光るか動作テスト。お~、特に問題なさそう。(。-`ω-)bいい感じ
実はスピーカー基板にLED用のランドがあるので取り付ける事ができます。しかし、素人の私にはどのように動作するのか分からなったので使いませんでした。
アクリル板にスピーカーユニットを固定する
アクリル板にスピーカーユニットを固定します。しかし、どうやって固定しようかなぁ。ボルトナットだと欅と干渉するし穴開けが面倒。(´_ゝ`)困ったぜ
そういえばプラリペア(透明タイプ)がある事を思い出しました。これで、穴開けしなくてもガッチリ固定できます。(アクリル板裏面の保護フィルムをはがしたら、スピーカーユニット固定用の穴にプラリペアを多めに盛って固定)
スピーカーユニットを固定できたので配線をはんだ付けします。アクリルにはんだを落とさないように注意しながら作業!(/・ω・)/ジュゥ~
あとは、アクリル板表面の保護フィルムを剥がしマイナスネジで欅に固定すれば完成。
欅のスピーカー完成&動作テスト!
剪定した欅の空洞の中に300円スピーカーを詰め込んだ改造スピーカーが完成しました! 全体の大きさを説明してませんでしたが、縦が約13cm(ボリューム込の高さ)で横が約19cm(一番長い背面部分とアクリル板込みの長さ)。奥行が約13cmとなっているので意外と小さいかも?(・ω・)ノ持ち運びできる大きさですね
※電源スイッチのある正面の長さは約11cmなので、背面との差は約8cmあるようです。
さっそく、ちゃんと動作するのかテストしてみます。結果は・・・、問題なし! スマホに繋いで10分ほど音楽を聴いてみましたが、特に異常な部分はありませんでした。(*´ω`*)よかったぜ
元からスピーカーの音量が低いのでボリュームはMAXに設定してスマホの音量で調整する方が使いやすいです。(スマホの音量をMAXにすれば結構大きい音が出る)音楽を流してる時にアクリルを触ると、いっしょに振動していて面白い。(≧◇≦)メッチャ震えるぅ~
スピーカー内部を見れるようになってますが、スピーカーユニットでそんなに見えないですね。まぁ、見えてもごちゃごちゃしてる配線があるだけ。(;^ω^)おしゃれな雰囲気だけ楽しもう!
※スピーカーとLEDを並列にした事で音量が下がらないか不安でしたが、特に問題ないようでした。LEDの消費電流が少ないので1Aもあれば大丈夫みたい。
仕上げに目盛りとON/OFF表示を焼印する
自分が製作したのでこのスピーカーの使い方が分かりますが、初めてみた人は分からないかもしれない。という事で、はんだごてを使い欅の表面に目盛りを付けます。
ボリュームの目盛りは丸の大きさで分かるようにしてみました。(/・ω・)/ジュウ~
電源スイッチは矢印とよく見る電源マークにしてます。下書きなしなのでちょっと下手になった。(笑)
暗い部屋で使ってみた!
スピーカー内部が光るので、暗い部屋に行って電源を入れてみました。(スマホのカメラだと補正され暗く映らなかったので、写真を編集して目視と同じ雰囲気を出してます)
ちなみに、スピーカー製作後に暗い場所での写真を撮っていなかった為、つい最近撮りました。
正面から見るとちょっと変ですが、横から見るとスピーカーユニットが見えるのでカッコよく感じますね。
内部を覗いてみるとこんな感じです。昆虫や両生類のガチャガチャを設置したら面白いかも。まぁ、隙間が狭いから内部があまり見えないけど。( ゚Д゚)それより配線が汚いぜ!
まとめ
剪定した欅の幹の空洞に100均の300円スピーカーをを詰め込んでみました。ちょっと失敗している部分もありますが、完成したものは問題なく動作するのでよかったです。(・ω・)ノ改悪にはなってないはず!
スピーカーは主に小屋作業や洗車の時に使用しており、今年の夏はBBQで大活躍でした。意外と小さいので持ち運びできるのが良い点かも。また、モバイルバッテリーでも使えます。(゚∀゚)イェーイ
音質に関しては特に変わらないような気がしますが、元は小さいプラスチックケースの中にスピーカーユニットが入っていたので、その時よりはいい音になっているのではないか?多分・・・。
もう1つ300円スピーカーがあれば聞き比べできるのですが、あいにく全て改造したので持って無い。という事で、再販待ってます。( ゚Д゚)マジで!
ちなみに、波動スピーカーのような形をしてますが素人が計算もせずテキトウニ作ったものなので、何も効果が出てないと思われる。その前に、波動スピーカーの音を聞いたことがないから分からん!
最後に改良する部分があるとすれば、スピーカーを浮かせる台座かスタンドを作ったりバスレフポートの穴を正面か背面に作る点ですかね。今の所、改良は考えてないが・・・。
まぁ、アクリル板の隙間がバスレフみたいな感じなので穴開け加工は必要ないかもね。(笑)