蚊取り線香の缶とパーライトモルタルで七輪作ってみた!(自作七輪)~前編~

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前置き

今年の夏も蚊にメッチャ刺されました。(´Д`)やられたぜ!
それで、蚊の対策といったら蚊取り線香ですよね。家の近くに沼や畑があり、毎日のように使用するので結構なスピードで消費します。すると、蚊取り線香が入っていた缶がゴミになる。これを何かに使えないかな~と考えた結果、七輪を作ってみる事にしました。(笑)

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注意事項

本来パーライトモルタルは外壁や屋根の下地材として使われているものなので、今回私が作るような七輪など火が長時間当たるものは適用外だと思います。なので、製作は自己責任でお願いします。

パーライトモルタルとは

※素人が調べた情報なので間違えている可能性があるので注意!(詳細は自分で調べて下さい)

パーライトモルタルを簡単に説明すると、園芸などで使われるパーライトにセメントを混ぜて作るモルタルです。普通のモルタルと比べると重さが2分の1以下で、耐火性は4倍で耐熱性が8倍にもなるらしい。また、吸音性にも優れるようです。

七輪の材質は珪藻土。しかし、素人が珪藻土で七輪を作るのはハードルが高すぎて私には無理でした。また、耐火セメントの使用も考えましたが、なぜかパーライトとセメントは小屋に大量にあるのでパーライトモルタルで七輪を作ってみようと思います。

※注意!

後編の記事で説明しますが、高温になる場所に普通のセメント(ポルトランド系)は使用しない方がいいです。耐火コンクリート(キャスタブル耐火物)を使用する事をお勧めします。

自作七輪の製作開始!

缶の加工(吸気口を作る)

今回使用するのは、蚊取り線香ジャンボタイプの缶です。(缶の大きさは、直径約16cm 高さ約16cm)

取っ手の部分から缶のセンターを出して、吸気口のけがきを下から3cmと6cmの部分にします。(底が盛り上がっているので内側だと2cmぐらいの高さになってます)

吸気口のサイズに良さそうな木材を見つけました。あとでモルタルを入れるので、開けた穴から出て来ないようにこの木材で栓をします。

では、吸気口の穴開けをします。カタカナの『エ』の形にカッターで切り込みを入れます。

上下は普通に内側へ折り込んで、左右は一度外側に折り曲げ5mmほど残して折り返し、残りは内側に折り入れてやります。

すると、扉を引っ掛けられるツメができます。(゚∀゚)頑張って考えました!
 

パーライトモルタルを作る

配合比は、『パーライト:3』『砂:1』『セメント:1』で作りました。(ちなみに、『パーライト:3』『セメント:1』でも作れるようですが『砂』を入れた方が強度が上がるようなので入れてます)
※配合比はネットで調べる事ができます。また、本来はAE剤(空気連行剤)を入れて作るようです。

パーライトが水を吸うので加減が分からなくなり、水の分量が多くなってしまいました。まぁ、多少なら間違えても問題なく硬化するので大丈夫でしょう。(笑)

缶にモルタルを入れる

水を入れて練ったあと、缶に流し込みます。そして硬化するまで待つ。(;´∀`)1日じゃ作れない!
※取っ手部分はボルトナットを挿しておきます。(ボルトはモルタルで埋めます)

次の日、モルタルが硬化しました。底部分が完成!

次は灰受け部分を作ります。ジュースの瓶を缶の中心に置いて吸気口上までパーライトモルタルを入れます。(吸気口からモルタルが出て来ないように木材で栓をする)

そして次の日。モルタルが硬化したので灰受け部分が完成しました。(゚∀゚)なんか鍵穴に見える!
蚊取り線香の缶で自作七輪 パーライトモルタルで底部を作る

最後に、ジュース瓶より径が大きいペンキ缶を中心に置いて満杯になるまでモルタルを入れます。

満杯になったらペンキ缶を引っこ抜く。(/・ω・)/そぉい!・・・ああああああああ!(´゚д゚`)
蚊取り線香の缶で自作七輪 パーライトモルタルで胴部を作る

思いっきり形が崩れましたが、硬化前なので簡単に修復できます! ある程度整えたら硬化するまで待つ。

次の日。製作を初めてから3日掛かってようやく完成が見えてきました。しかし、モルタルを完全硬化するには約1週間ほど乾燥させなければならないので、その間に別な作業をします。_(:3」∠)_チ~ン

取っ手を作る

元々缶についていた取っ手はプラスチックだったので捨てました。代わりにボルトナットとハンガーの針金を使い取っ手を作ります。

ちょうどいい所に竹の端材もあったので使ってみました。これで、取っ手完成! ちなみに、針金で輪っかを作りボルトに引っ掛けただけです。(≧▽≦)なんか竹がいい感じ!

吸気口の開閉できる扉をつける

トタンを切り出してきました。これを折って扉を作ります。(吸気口より扉を大きめにします)

こんな感じに折り曲げました。<(_ _)>説明が雑ですみません!
 

あとは、扉の両端(折ってある部分)を残して真ん中に切り込みを入れます。それを吸気口を開けた時に作ったツメに取り付けて、切り込んだ部分を内側に折り込めば完成!
 

上からみるとこんな感じになってます。 (=゚ω゚)ノ上下スライドで開閉できます!

炭受けの仕切りを作る

灰受け部分に出っ張りを作ったので、そこに乗せる炭受けを作ります。何かいい素材がないか探してみると、刃が焼き付いた125mmのチップソーの廃材が丁度よさそう!

チップ部分はペンチで簡単に折る事ができました。あとは、グラインダーで穴に入る大きさまで削り空気が通るように縦に切り込みを入れておきます。初めはドリルで穴開けしようと思ったが面倒になったので止めた。(笑)

炭受け完成! (*´ω`*)ピッタリフィット

自作七輪の完成!

製作開始してから10日掛けて、やっと完成しました。(最後にモルタルを使った時から8日乾燥させました)まぁ、ほとんど乾燥に時間が掛かっただけなんですけど。(´・ω・`)

ちなみに、五徳は100均で買ってきました。この七輪の為に作ったのではないか!と思うほどピッタリサイズ。
蚊取り線香の缶で自作七輪 完成!

今回はここまで

記事が長くなってしまうので、今回は完成した所で終わりたいと思います。<(_ _)>すみません

とりあえず、パーライトモルタルの七輪が完成しました。時間が掛かりましたが、イメージ通りのものができたと思います。いや~、作るより作り方を考える方が大変だった。( ´Д`)=3 フゥ

次回は実際に使って性能を見ようと思います。また、パーライトモルタルの耐熱や耐久性も調べてみます。

次回記事
蚊取り線香の缶とパーライトモルタルで七輪作ってみた!(実際に使用)~後編~

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