PS3のYLODを修理してみたが失敗に終わりました。(素人作業)

ゲーム関連(ゲームソフト、ゲーム機の清掃修理など)

前置き

前回、前々回にPS3の清掃をしてやっとキレイになりました。今回は、やっと本命の修理作業をしていきます。

しかし、タイトルの通り失敗!_(:3」∠)_チ~ン
とりあえず、どのような作業をしたのかを記事にしていきたいと思います。(笑)

前回記事
YLODの初代PS3を購入したが中身が汚いので修理前に分解清掃!~後編~

前々回記事
YLODの初代PS3を購入したが中身が汚いので修理前に分解清掃!~前編~

YLOD修理方法(簡易的)

※詳しい内容はネットで調べてみて下さい!m(__)m

YLODとは、Yellow Led Of Deathの略で簡単にいうとメイン基板の故障らしいです。原因は、CPUやGPUの半田クラックがほとんどみたい。(他の原因の可能性もあるので注意!)

それで今回試してみる修理方法は、CPUやGPU部品あたりを再度温めてはんだクラックを直す、リフローという方法。しかしこの方法は、PS3を一時的に直すという方法で本格的に直す場合は、はんだのリボールが必要みたいです。素人にリボールは無理なので、リフローを試します!(;^ω^)再はんだは無理。
※リボールとは、簡単に説明すると部品を外してはんだを取り除き再度はんだ付けする方法。

ちなみに、修理で使用する道具を購入。ネットで安かった新品のヒートガンが約¥2,000円。中古(ジャンク品)の赤外線放射温度計を約¥2,500円で購入しました。(゚∀゚)アレ・・・

合計で金額を合わせると、中古で動作確認済みのPS3が購入できる金額になってしまいました。( ゚Д゚)
まぁ、あったら何かと便利な道具なので先駆け投資という事で。 特に赤外線放射温度計は料理とかで使えると思います!(´・ω・`)

修理作業開始!

※作業は自己責任でお願いします。

ヒートガンで温めてみる

YLOD修理を調べると、GPU(RSX)の方だけ温めていたのでその通りにしてみました。(GPU側のみ温めます)まずは、ヒートガンで温める前にはんだフラックスをGPUと基板の隙間に塗布します。(/・ω・)/ヌリヌリ

基板とGPUの隙間に入り込むように、ブロアーを使いフラックスを流してみました。
そういえば、修理方法でヒートスプレッダ(グリスが付いていた部分)にはんだフラックスを塗布している方がいましたが、はんだにしか作用しないので意味ないと思います。

それでは、ヒートガンで温め開始!(/・ω・)/
最初は人肌ぐらいで温めてから高温にしてきます。(いきなり高温で温めると基盤が曲がったりします)
PS3のYLODを修理失敗! ヒートガン修理方法

かれこれ10分ほどヒートガンのMAX温度で温めているんですが、いまいち温度が上がりません。(基盤のはんだを溶かすのに180℃~200℃くらい必要らしい)なので、ヒートガンの先端を交換してみました。

先端を細くして余分な部分を温めないようにしてみました。

10分後、やっと温度が120℃ぐらいになりました。しかし、さらに温め続けてみたが120℃から上がらない。ヒートガンの能力が足りないのか?それとも中古で購入した温度計が壊れているのか?( ̄д ̄)
とりあえず、温めてから30分経過したので作業をやめて基板を1時間冷やしました。(温めてすぐ起動させるのはやめましょう)

基板が冷えたので仮組をして起動してみたが、直ってない!(起動後ビープ音がなり赤点滅)

上記と同じ作業を2回したんですがダメでした!(´Д`)
120℃以上いかないので、温度計がなんか怪しい?あとヒートガンも安いモノなので能力不足?

そして一番の原因と思われるのが、部屋の温度が低すぎる件!(笑)
実は、修理した日付が1月だったので部屋の温度が10℃あるかぐらいでした。(こたつに入っていたので部屋の温度が低かった)

という事で、ヒートガンでの修理は失敗!(;´д`)

オーブンで温めてみる

他に修理する方法がないか調べてみると、オーブンで温める方法を見つけました。Σ(゚Д゚)
オーブンに入れて大丈夫なのか?と思いましたが、マザーボードなどの製造工程を見てみるとオーブンのような機械にいれてはんだ付けしているようです。なので、オーブン修理方法も試してみました!
※フラックスなど人体に有害なのもが揮発しオーブンを汚染する可能性があるので自己責任。

では、オーブンに入れる前に基盤をアルミホイルで包んでいきます!

あまり熱を伝えたくない部分(コンデンサやプラスチックパーツ)などは、アルミホイル厚めに巻ます。

あとは、CPUとGPUのヒートスプレッダ(グリスを塗る部分)だけ出るようにしてアルミホイルで包みます。
PS3のYLODを修理失敗! オーブン修理方法

そのまま置くと基板が傾くので、網に載せて加熱しました。

調べた結果オーブンの設定は、温度200℃で時間8分加熱するのが良いみたいです。あと、いきなり200℃で加熱すると基盤が曲がる可能性があるので、基板を温めてから加熱した方がいいと思います。
※私の場合、余熱が終わったら基盤を入れて5分ほど待ってから加熱しました。

それじゃ、上手く焼けてくれ!(/・ω・)/そぉい

~8分後。
一応温度を測ってみると、201℃になってました! 温度計が正常なのか分からないが、ヒートガンの時よりヒートスプレッダが熱くなってました。
あとは、オーブンから慎重に取り出して常温で冷まします。

次の日。
完全に冷めたのでアルミホイルを剥がし、仮組をして起動テストをします!(;^ω^)上手くいったか?

結果は・・・失敗! 購入した状態から何も変わってませんでした。(゚∀゚)ですよね~

この後も、オーブンの設定を200℃で8分加熱した後に250℃で5分加熱などを試しましたが、失敗におわりました。しかも、何回も温めたからなのか変な所にはんだが飛び出てました。( ゚Д゚)やっちまったぜ!
PS3のYLODを修理失敗! はんだが飛び散る

ちなみに、基板を温めた後のオーブンは清掃してキレイにしました。(・ω・)ノ

まとめ

素人でも直せるかもと甘い考えで購入しましたが、直りませんでした! _(:3」∠)_チ~ン
もしかしたら、はんだクラックが原因ではなく別の部分だったのかもしれません。でも、素人なんで電子部品の故障など詳しい事が分からないので諦めます。

しかし、PS3の分解もできたし作業していて面白かったので良い経験になったと思います! 
修理は失敗しましたが、赤ランプ点滅(通電している)状態なのでリボールでもやってみようかなと思ったりしてます。(道具や材料購入が必要なのでやらないかもしれません)

YLOD修理で検索するといろんな修理方法があって、ドライヤーで直す方法もあり面白いな~と思いました。
しかし、YLODの症状も度合があるみたいで軽度だと簡単に直ったり、重度になるとリボールでしか直せない状態になっているみたいです。(はんだ同士がくっついて塊になっている状態など)

なので、初期のPS3を購入する場合は動作確認できているものを購入した方が良いと思います。( ゚д゚)ウム
それか、PS3の修理業者に頼むのもいいと思いました。調べてみると、¥3,500円で直してくれるみたいです。ヒートガンと赤外線放射温度計を買う前に知ってたら、修理業者に頼んで直せたね!(笑)

タイトルとURLをコピーしました