前置き
今年の春に園芸店でハーブを購入しました。特に欲しいものは無かったのですが、色んなハーブを見てると虫よけや料理などに使えたりして、欲しくなっちゃうんですよねぇ。(笑)
それで、その辺にあった素焼きの鉢に植えて育てたら順調に成長しました。しかし、夏になると水切れが早くなりハーブは大きくなる品種なので鉢のサイズが合ってないみたい。
ネットで鉢について調べると、スリット鉢というものが根腐れしづらく素人にはよさそうだと思いホームセンターに行ってみましたが予算オーバー。( ̄▽ ̄)ん~普通の鉢で作れそうじゃね?
という事で、100均で購入した¥220円の8号鉢にスリットを入れる加工をしたいと思います!
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100均で購入した¥220円の8号鉢
こちらが100均(ダイソー)で購入したプラスチックの8号鉢になります。お値段は税込み220円!(2つ購入したので合計¥440円)100円で買える鉢には大きいサイズが無くて残念。( ̄д ̄)しょうがない

でも、ホームセンターで売ってた鉢の値段の約1/3で購入出来たので節約出来ました。あと、リサイクル率が80%なのでエコってことですね。(笑)
鉢の深さを測る
鉢底は凹んでいるので、その深さを測ります。深さは約3.5cm。(´・ω・)ふむふむ

次に鉢の中央の深さを測りました。こちらは約22.5cm。合計で約26cmなので、鉢の説明に書いてあるサイズと同じですね。ただ、鉢底が内側に凹んでいるので土が目一杯入る深さは約22.5cm、そこから水代(ウォータースペース)を考えると土の深さ約20cmぐらいになるのかな。

スリットのけがきをする(基準線を書く)
鉢底中央が3.5cm凹んでいるのを考慮して、鉢底から5.5cmと10.5cmの縦スリットをけがきします。中央の凹み(水抜け穴)から2cmと5cmの高さまで縦スリットが入るようになる。
各高さに印を付けたら、平らな場所で鉛筆を固定し鉢を回転させ水平の印を付けます。(/・ω・)/クルクル

縦のスリットは鉢底の穴の数だけ入れる事にします。穴は12ヶ所あるので、12本の縦スリットが入る。

あとは、鉢底の穴の位置から垂直に線を書いてスリットのけがきが完了!(5.5cmのスリットが4ヶ所、10.5cmのスリットが8ヶ所)

専用ノコギリで鉢に切り込みをいれていく!
けがきが終わったので縦スリットをプラスチック専用ノコギリで作っていきます! その前に、プラスチックが割れる可能性があると思ったのでドリルで穴を開けておきました。
ちなみに、ディスクグラインダーを使おうか迷いましたがプラスチックが飛び散るし、切断ディスクに溶けたプラスチックが付いたりするので止めました。( ̄д ̄)掃除も大変になりそうだしね

では、鉢の底の方から切り始めてドリルで穴を開けた所まで切り込みを入れていくぅ~。(/・ω・)/そいやぁ

約15分後、12ヶ所全ての縦スリットを入れ終わりました。プラスチックが割れたり、切れ込みが変に曲がったりしなかったのでよかったです。

真上から覗くとスリットはこんな感じ。(*´ω`*)悪くなさそう

スリットのバリ取り
スリットの切れ込みにはバリが出ているので、三角ヤスリを使って落としていきます。そのままでも問題ないですが、見た目が悪いのでキレイしたい!(三角ヤスリは100均で購入したもの)

内側もバリ取りしておきます。(/・ω・)/水が少しでも流れやすくなれ~

ヤスリでは取れない部分があったので、最後にガスバーナーを使って表面処理をします。炎を当てる時間が長すぎると溶けたり変形したりするので素早く行うのがコツ。

カスバーナーで処理する前の写真。ちなみに、大きい傷はノコギリが外れて出来ました。( ̄д ̄)不器用!
ガスバーナーで処理した後。(=゚ω゚)ノ結構違いますよね!

スリット鉢の完成!(加工前の鉢と比較)
けがきの線を消しゴムで落としたら、スリット鉢の完成です。けがきから完成まで約1時間掛かりました。

底から見るとこんな感じ。凹んでる内側は強度を保つためにスリットは入れてません。

そして、内側はこんな感じ。12本のスリットが入った事により通気性と通水性が良くなったと思われます。

スリットの幅を測ってみると約2mmほどでした。これぐらいの幅なら、鉢の土はあまり流れ出て来ないのではないでしょうか?

加工後の鉢の強度は大丈夫?
プラスチックの鉢にスリットを入れた事で強度が落ちないのか心配でしたが、特に問題はなさそうでした。スリット部分はかなり強く押さないと変形しないし、スリットの長さや幅も大きくないのでそれほど強度は落ちてないと思われます。(個人的感想)

試しに8Lのジョウロを満水にしてプランターに載せてみましたが大丈夫でした。(ジョウロの容量は確か8Lだったと思う)

もう一つのプランターもスリット加工する
もう一つのプランターも同じようにスリットを入れました。同じ作業なので約30分ぐらいで加工完了。

あと、ノコギリを使った事によりプラスチックの切りクズが散乱せず掃除が楽でした。ちなみに、使用してる箒は自作したヤツです。気になる方はこちら。

まとめ
今回は普通のプラスチック鉢にスリットを入れる加工をしてみました。作業が必要になりますが、好きなデザインの鉢を使いたい場合や予算を掛けたくない時はいい手段だと個人的に思います。( ゚д゚)ウム
ただ、強度が心配だったり作業が面倒な方は最初からスリット鉢を購入した方が早いですね!
スリットを入れ過ぎたりスリット幅が大きいと、逆に水切れしやすくなったり土が流れ出る可能性があります。また、作業中にケガをしたりプラスチックが割れて鉢が壊れるかもしれません。私の場合は、雑な性格なので鉢にキズが付きました。(;´∀`)えへへ
なので、自分で作業する場合はリスクもありますね。でも、挑戦してみるのはアリだと思います!(笑)
あと、『スリット鉢 自作』で検索してみると色んな方法が出てきました。電動ドリルでプランターに穴をたくさん開けたり、はんだごてでプラスチックを溶かしたたりする方法など。
道具は100均で購入できるので初心者でも入手しやすいと思います。電動ドライバーとドリル、はんだごてなど100均で買えるってスゴイ!(;^ω^)値段は100円じゃないけどね
最後に、実際にプランターを使ってみるのは次回のハーブを植え替えする記事で話したいと思います。果たして上手くスリットが機能するのか?(・ω・)ノお楽しみに!

