スーファミ用 IMAGINEER PAD LC(イマジニアパッド)を分解清掃!

ゲーム関連(ゲームソフト、ゲーム機の清掃修理など)

前置き

ジャンク品コーナーで、ちょっと変わったスーパーファミコンのコントローラーを見つけました。
『IMAGINEER PAD LC』という名前で、ぱっと見た感じ純正のコントローラーと同じに見えます。という事で、純正とどこが違うのか分解清掃ついでに調べたいと思います!(・ω・)ノ

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状態確認

何かこぼしたのかな?、メッチャ汚い状態で売ってました。(笑)
そのおかげで、値段が安かったのと誰からも買われなかったようです。( ̄▽ ̄)
IMAGINEER PAD LC(イマジニアパッド) 分解清掃前

ちなみに購入値段は、¥300円(税抜き)でした。ネットで調べると、同じコントローラーが¥1,000円ぐらいで売っていたのでちょっとは安く買えたみたい。

分解清掃!(簡潔に説明)

背面にある+ネジを6ヶ所外します。

外装を外すと、基板が見えるので固定してる+ネジ3ヶ所を外します。

あとは、基板や各ボタンを取り出して分解完了!
IMAGINEER PAD LC(イマジニアパッド)分解

いつものように洗えるパーツは洗って、基板の方は接点を無水エタノールで清掃!
 

洗浄したパーツの水気を取ったら組み立てます。最後にコード部分の清掃も忘れずに!

分解清掃完了! いや~、見違えるほどキレイになりました。(≧▽≦)
表面は凄く汚れてましたが、中の方はゴミや手垢などなくキレイな状態でした。
IMAGINEER PAD LC(イマジニアパッド) 分解清掃完了!

純正コントローラーと比較

さっそくキレイになった所で、純正コントローラーと比較していきます!
※清掃前の比較写真もあります。

コントローラーの形が違う

コントローラーの形がちょっと違って、イマジニアの方はアール状に凹んでます。
IMAGINEER PAD LC(イマジニアパッド) 純正コントローラーと比較

また、固定しているネジの数が純正は5ヶ所ですが、イマジニアの方は6ヶ所でした。(写真には載せてませんが、ネジの大きさがイマジニアの方が大きいです)
IMAGINEER PAD LC 分解清掃前

あと、刻印も純正と異なってます。(゚∀゚)『SFマーク』が付いてる!(四つ葉マークみたいなヤツ)

コネクタの形が違う

コネクタ部分が純正と違って、イマニジアの方は昔のロゴ?が使われていて純正よりちょっとごつい。

ケーブルの長さ色が違う

ケーブルはイマジニアの方が純正よりも圧倒的長い!Σ(゚Д゚)
測ってみると、純正が約97cmでイマジニアが約2m37cmでした。(約2.5倍長い) また、コードの色が純正はブラックで、イマジニアがグレーになってます。

基板の構造が違う

純正は基板とケーブルがコネクタになってますが、イマジニアの方ははんだ付けになってます。また、使われている電子部品も違いました。

あと、各ボタンの接点部分が純正はカーボン接点?に対して、イマジニアは金メッキ接点?(金フラッシュ?)になってます!Σ(゚Д゚)すげぇ

こちらが純正コントローラーの基板です。ファミコンのコントローラーやセガサターンのコントローラーもこんな感じでした。

これがイマジニアの基板になります。(゚∀゚)接点部分が金ピカになっている!
素人には分かりませんが、接点の耐久性が純正よりあるのでは?と思ってます。

ボタンなどのパーツが違う

左がイマジニアで、右が純正のパーツになります。各パーツ似ていますが形が全て違いました。試しに部品を付け替えてみましたが、合わなかったので部品取りとしては使えないです。(スタートボタンだけ加工すれば使えるかも)

操作感の違いを比較!

最後にイマジニアのコントローラーと純正コントローラーを使ってゲームをプレイ。そして、操作感の違いを調べてみようと思います!
※操作感は個人的感想になります。(参考程度にどうぞ)

ちなみに、コントローラーは問題なく操作できました。(;´∀`)壊れてなくてよかった!

結果、純正のコントローラーよりボタン操作がしやすいかも!(ゲームの種類による)

操作して感じた事は、各ボタンの押した時と押してない時がはっきりしています。どういう事かというと、純正のコントローラーは各ボタンのストロークが浅く押し続けていたつもりが解除されていた!という事がある。(マリオでいうとYボタンを押したダッシュ状態でBボタンのジャンプを押した時、親指がYボタンから少し浮いてしまい大ジャンプが失敗する時がある)しかし、イマジニア製は各ボタンのストロークが深くボタンをしっかり押せているのが分かります。

ボタンの高さを比較してみると、イマジニア製の方が数ミリボタンが高くなってました。
※補足でボタンの押し込む深さを測ってます。下記にあるので気になる方はご覧ください。

メリット

・ボタンの押し込みが深いのでしっかりと押しているのが分かる。
・ケーブルが長いのでゲーム機やテレビから離れてプレイができる。(大型テレビで遊ぶ時にいいかも)
・イマジニアのコントローラーはあまり見かけないのでレアかも。(でも互換性がないので修理ができない)

デメリット

・押し込みが深いので連打には向いてない。
・押し込みが深いのでボタンから出る音が大きい。(音に敏感な方は気になると思う)
・純正コントローラーに慣れている方は操作がし難い。

説明書がないので詳しい事は分かりませんが、個人的に純正コントローラーと違うと思った所はこんな感じでした。もしかしたら、他にも隠れた機能がついているのかなぁ?(笑)

まとめ

純正品のコントローラーと似ていたので同じ中身だと思っていましたが、全然違いました!Σ(゚Д゚)
分解してみると、基板からボタンまで全ての部品が純正品と違っていたのでオリジナルパーツが使われているようです。また、操作した感じも純正とは違いボタンをしっかり押せている感じがしました。

ちなみに、検索したら箱の画像が見つかって小売価格は¥1,280円(税別)と記載されてました。純正コントローラーは、調べてみると¥1,500円みたいだったので純正より安かったみたいです。(発売時期が分からないので違うかもしれない)

あと、イマジニア社製のスーパーファミコン用コントローラーは他にも出ていて、連射ができるものや液晶モニターが付いたものがあるみたいです。いつか安く売っていたら購入したいなぁ。(他のハードでもイマジニア社製コントローラーがありました)

補足 押し込む深さを測ってみた!

※ノギスで押し込みの深さを測ってみましたが、正確な計測ではないので注意!

純正コントローラーの押し込む深さ

純正コントローラーの十字キーは、押し込む前が2mmで押し込んだ後は1mmになり、押し込む深さは1mm。ボタンの方は、押し込む前が2mmで押し込んだ後は0.5mmになり、押し込む深さは1.5mmになりました。

『IMAGINEER PAD LC』の押し込む深さ

イマジニアの方は、十字キーの押し込む前が3mmで押し込んだ後は1.5mmになり、押し込む深さは1.5mm。ボタンの方は、押し込む前が3mmで押し込んだ後は0.5mmになり、押し込む深さは2.5mmになりました。

なので、イマジニアの方が純正より「十字キーは0.5mm」、「ボタンは1mm」ほど深くなっているようです!
ほんの数ミリですが、操作してみると全然違います。(笑)

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