ヒンジ固定部分が破損した『PSoneモニター』の修理!(ネジ穴の補修)

ゲーム関連(ゲームソフト、ゲーム機の清掃修理など)

前置き

前回、ジャンク品で見るからに壊れているPSoneモニターを分解しました。結果は、液晶や基板などは問題なさそうですが、ヒンジ(丁番)部分や外装の破損が酷い状態。今回は、外装パーツ清掃とヒンジ部分の修理をしていきたいと思います。(;´∀`)上手く出来るかなぁ

プラスチックの補修に便利な商品を購入したので、修理を頑張るどぉー!(・ω・)ノうぉー

前回記事
ジャンク品で購入したヒンジ部分破損の『PSoneモニター』を分解!

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外装パーツが破損したPSoneモニターの修理!(欠損部分を型取り修理)

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ジャンク品の『PS one』を分解!(開閉ボタンの不具合を直す)

PSoneモニターの修理開始!

※作業は自己責任でお願いします。また、素人作業なので参考にする場合は注意して下さい。(説明が間違えている可能性アリ)

外装パーツの洗浄

プラスチックの修理をする前に、PSoneモニターの外装パーツが汚れているので洗浄。(液晶部分にあったシールや金具などは取り外してます)
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! 修理前に外装パーツ洗浄

遠くで見るとキレイに見えますが、近くで見ると細かい傷に汚れが入り込んで黒ずんでいる。なので、メラミンスポンジで擦ってみました。(ロゴの印字部分やPSマークは避けた方がいいと思います)

細かい傷は残ってますが、目立つ汚れはキレイになりました。(゚∀゚)いいね!

外装パーツの黄ばみ取り

プラスチック自体が若干黄ばんでいるみたいなので、ワイドハイターEXで黄ばみ取りをします。

写真では分かり難いですが、多少黄ばみが取れた感じ。( ̄▽ ̄)マシにはなった!

ヒンジ固定部分のプラスチック修理

では、ヒンジを固定するプラスチックの土台(ネジ穴)を修理します。場所は赤色で囲った部分で、ネジ穴は10ヶ所ありネジ山が切られている。このネジ山も復元しないといけないので修理が大変!
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! ヒンジを固定するネジ穴が破損。

という事で、ネットで調べてみるとPSoneモニターのヒンジ修理の記事が沢山ありました! どうやら、エポキシパテやUVレジンで修理出来るらしい。先駆者たちの知識に脱帽です!( ゚Д゚)すげぇ

色々調べた結果、私はプラスチック修理の強い味方『プラリペア』を購入しました!(=゚ω゚)ノプラリペア先生 お値段は、¥1,200円ぐらい。(ネット通販で購入)

この商品の説明に、求めていた修理方法があります。それが、ネジ山の再生方法! これが出来ればとても簡単に修理が出来ると思います。(`・ω・´)タップ(ネジ山を作る工具)を使わずネジ山を作れるぞぉ

※プラリペアの詳しい使い方は各自で調べて下さい。

さっそく説明通り、ネジに市販品のシリコンスプレーを塗布し、プラリペアをネジ山部分に盛りました。(プラリペアのリキッド液がプラスチックに付くと、その場所が溶けるので注意!)

あとは、ネジ穴に出来るだけ垂直にして挿して、プラリペアが硬化するまで待つ。約5分で硬化するとの事なので、スピーディーに作業します。あと、ネジの頭(+の溝)にプラリペアが入るとドライバーが挿せなくなるので注意。( ̄▽ ̄)焦らずに作業しましょう!

同じように他のネジ穴も補修していきます。ネジ穴が殆ど残っていなくても、ネジ穴の位置さえ分かればネジを直立させて周りにプラリペアを盛ればOK!(≧▽≦)こりゃ~すげぇ
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! プラリペアを使用しネジ穴を再生

プラリペアが硬化したら、ネジを外して修理完了!(ネジ穴の高さを合わせる為、ヤスリで削りました)

こんな感じで、ヒンジを取り付ける事が出来るようになりました。(;^ω^)でも、なんか傾いてる気が・・・

一応、ヒンジの位置はプラスチックパーツを合わせた時、軸が中心になるようにしてます。(結果的に傾きは問題ありませんでした)

※修理した部分(パテを盛った所)が外装パーツを合わせた時に、干渉して組み立てが出来なくなる可能性があるので注意。

ヒンジを固定するネジが足りない!

反対側のネジ穴も同じ要領で補修します。こちらは、ヒンジに厚みがあるのでネジ穴の高さに注意。

ここで、ある事に気づきました。それは、『ヒンジを固定するネジが足りない!』Σ(゚Д゚)なんだってー! 
分解した時に出てきたネジは6本だったので、購入する前にヒンジの破損部分から落ちて無くなったみたい。まぁ、分解する前から内部のパーツが足りなさそうとだなぁと思ってたけど!(笑)

ホームセンターに行ってきたんですが、残念ながら同じネジは売ってませんでした。しょうがないので、『ネジの長さ』と『ピッチ(ネジ山の幅)』と『呼び径(軸の幅)』が同じぐらいの鍋ネジを購入。(ネジが長いと表に貫通するので注意!)
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! ヒンジを固定するネジが足りず鍋ネジを代用。

あとは、同じやり方でネジ穴を補修します。(・ω・)ノ見えない部分だし、固定出来ればいいのだ!

ヒンジを取り付けて微調整を繰り替えし、ヤスリで同じ高さになるよう仕上げました。

最終的にヒンジの正確な固定位置が分からなかったので、ヒンジの金具が斜めになったり、外装パーツの繋目に極端な段差が出来ないようにヤスリで削って調整。(ネジ穴の位置が正確だったようで、意外と段差やズレなど出来ませんでした)
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! ヒンジ固定部分のネジ穴修理完了

修理したヒンジ部分の動きを見る

ヒンジの動きが悪い(硬い感じがした)ので、稼働部に高級オイルを塗布して外装パーツにセット!

では、モニターを開けた状態から閉じてみます。(/・ω・)/グイグイっと!

お~、問題なく閉じる事が出来ました。(=゚ω゚)ノ途中で角度もキープ出来る!
PSoneモニターヒンジ固定部分の修理! 修理後、角度調整できるようになった。

今回はここまで!

とりあえず、ヒンジ部分の修理は上手くいったようです。( *´艸`)よかったぁ~

初めてプラリペアを使いましたが、プラスチックの補修が簡単に出来てビックリ! また、硬化時間も早いので作業が止まらないのもいいと感じました。でも、プラリペアが自分のイメージ通りに盛れない(リキッド液の調節難しい)のと、臭いがキツイのが難点かな。(`・ω・´)慣れれば上手く盛れると思う!

そして次回は、1番面倒そうな外装パーツの破損部分を修理したいと思います。早く起動してPSoneモニターとして使えるのか確認したい!(;´∀`)ドキドキする~、壊れてたら最悪だけど(笑)

次回記事
外装パーツが破損したPSoneモニターの修理!(欠損部分を型取り修理)

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