柄が折れたり柄が無い金槌を修理しました!(柄の再利用と柄を作る)

レストア(修理や修繕など)失敗もアリ!

前置き

釘を打つために金槌を使おうとしたら、柄の部分がボロボロに劣化してして使えない。また、他の金槌でも同じようなものが沢山あるのを発見しました。(´・ω・`)これじゃ使いたい時に使えない

という事で、金槌を修理してみました!(・ω・)ノまた柄の製作が始まるぜ

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壊れた金槌の状態

見た感じ使えそうな金槌に見えますが、頭(叩く部分)に近い所の柄が劣化しています。釘を打つと頭の部分が左右にぐらつくほど脆い状態。(;^ω^)釘が打てない

頭を持って軽く捻じってみたら、簡単に柄の部分が千切れました。(笑)
金槌の柄を修理 金槌の柄が劣化して折れる

他にも壊れている金槌がないか探してみたら、大量に発見!(柄に異常があるものは、外したり切っています)

という事で、これらの金槌を修理して使えるようにしたいと思います。( ゚д゚)ウム

ちなみに、祖父が建築関係の仕事をしていたので沢山の道具を持ってます。全て形見の道具なので捨てずに修理する事にしました!( ̄▽ ̄)しかし、壊れ過ぎ

金槌の頭を燃やす

※作業は自己責任でお願いします。また、ケガには気を付けましょう!

頭に残った柄をポンチで打ち抜こうとしましたが、全く取れずドリルで穴を開けても取り除けませんでした。(樹脂のようなもので固められてる感じ?)

という事で、柄を取る為に頭を燃やします!(/・ω・)/ファイヤー

※金槌の材質によっては加熱すると変形や劣化する可能性があるので注意して下さい。(材質が銅や鉛などは加熱しない方がいいかも)

~約20分後、火から取り出してみると頭に残っていた柄を取り除く事が出来ました。使われていた材質は、ガラスウールに樹脂を染み込ませたものなのかなぁ。(。´・ω・)?わからんけど
金槌の柄を修理 金槌の頭に残った柄(樹脂)を取り除く

焼き入れする

頭に残った柄が取れて良かったのですが、そのままにしておくと『焼きなまし』になってしまい金槌の強度が減少する可能性がある。なので、再度加熱し『焼き入れ』をして強度を戻したいと思います。(自作ナイフを作った時のように磁石がつかなくなるまでは加熱してません)

ある程度加熱したら、水に入れて冷まします!(/・ω・)/ジュ~ 
金槌の柄を修理 金槌の頭を焼き入れする

あとは、油を塗って錆止め。( ̄д ̄)焼き入れしたら赤錆が無くなった?

他の金槌も焼き入れしてみた

炭がもったいないので、他の金槌も加熱してみました。(赤錆が酷いものは軽くサンドペーパーで磨きました)

そして、完成したのがこちら! ( ゚Д゚)赤錆が目立たなくなりキレイになったような気がする
金槌の柄を修理 金槌の頭を焼き入れして刃物油を塗布

元々の柄を再利用

元々ついていた柄をよく見ると、劣化している部分は先端だけで他の部分はまだ使えそうな状態でした。柄を作るのも大変なので、元の柄を再利用したいと思いします。(;^ω^)柄を作ると時間が掛かる

金槌の頭に入るようにカッターで柄の先端を加工し、割れ止めに瞬間接着剤を塗布してみました。

頭に柄を挿し込んだら、釘で自作した楔を打って抜けないようにします。

もう1本も同じように柄を取り付けて完成! ん~、柄がちょっと短くなりましたね。(笑) でも、実際に使ってみましたが特に問題ありませんでした!(=゚ω゚)ノ釘も普通に打てた
金槌の柄の修理完了! 折れた柄を再利用した金槌(柄がちょっと短くなった)

柄が無いものは作る

柄が無いものは、作るしか選択がない。という事で柄を作りますが、柄に合う木材が無かったので1本だけ作りました。ちなみに、金槌の数え方は挺(ちょう)というらしいが記事内では本で数えます。( ゚Д゚)へぇ~

使用する木材は、和斧(まさかり)に付いてきた柄です。和斧には自作した柄を付けたので元々付いていた柄の使い道が無かったし、これなら少し加工すれば簡単に作れそう!(自作した和斧の柄が気になる方はこちら

先に加工が大変な挿し込む部分を作った後、バランスを考えながら柄のデザインをけがき。(デザインは工具箱にあった玄翁の柄を参考にしてます)

余分な部分を鑿や両刃鋸で切り落とした後、表面や角をサンドペーパーで削って滑らかし、仕上げに水性のウレタンニスを塗りました。(写真は余分な部分を落とした所)
金槌の柄を修理 木材を加工して金槌の柄を作る(1から柄を作る)

最後に、柄を頭に挿し込んで抜け止めの楔を打ちます。(これも釘から作った楔)

これで、金槌の修理完了しました!(≧▽≦)なんか、お店で売ってそう
金槌の柄の修理完了! 柄を自作した金槌

試しに釘を打ってみました。ん~、全然問題なし!(。-`ω-)bいい感じっス

でも、今回修理した金槌はどうやら釘打ち用のものではないらしい!Σ(゚Д゚)えぇ

調べてみると、武力屋槌というみたいでノミ打ちや彫刻などの作業で使われるものみたい。まぁ、一応釘も打てるから問題ないか!(笑)

まとめ

道具は、いざという時に使えないと不便!(´_ゝ`)道具のメンテナンスも大事ですな

いや~、小屋にある工具箱や棚などを探したら柄の無い金槌がたくさん見つかりビックリ! 祖父が直そうとして取って置いたのか? でも、私と同じで面倒くさいと思った事はしない方だったので、放置していただけかもしれないなぁー。(笑)

あと、柄に合う木材が無く修理出来なかった金槌は、良い木材を入手したら作ろうかなぁ~と思ってます。でも、作るのは大変だし時間が掛かるからなぁ・・・。

というか、柄を作る事が多くない? 確認してみると、今までに『古い鋸』『和斧』『備中鍬』の柄を作ってました。今回の金槌を入れると、4種類の道具の柄を作っているぞい。(;^ω^)柄って壊れやすいのかな?

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