古い耕運機『シバウラCR700』の爪を交換してみた!(爪のボルトナット自作)

工具、機械など

前置き

祖母が趣味で野菜作りをしてるので、年に2~3回ほど『畑を耕してくれ!』と頼まれます。その時に、亡き祖父が購入した古い耕運機を使用するのですが、爪が短くなっているので全然耕せない!

という事で、耕運機の爪を交換してみたいと思います!(・ω・)ノ初めての交換作業

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シバウラ耕運機RC700

こちらが年に数回しか使わない耕運機『シバウラCR700』です。ボロボロになった軽トラのホロを被せた状態で、オールシーズン畑に放置しているから保存状態がかなり悪い。いつ購入したのか分かりませんが、20年以上は外に置いてるはず。(;^ω^)壊れているように見える!

しかし、ガソリンを入れてリコイルスターターを数回引けば、すんなりエンジンが掛かる!Σ(゚Д゚)スゴイ という事で、刃を交換する為に畑から小屋の前に移動して来ました。
シバウラ『CR700』耕運機爪交換

爪の交換前に洗車する

土埃をかぶって汚いので、爪の交換前に高圧洗浄機で洗車しました。何も考えず豪快に洗ったら、ガソリンタンクの塗装が剥がれてビックリ!( ̄▽ ̄)全体的に経年劣化が進んでるみたい

ある程度乾燥したら、小屋に入れて作業していきます。(小屋が汚くてすみません)

耕運機の爪を交換する!

※作業は自己責任でお願いします。また、爪の交換は初めてなので参考にする場合は注意!

ホームセンターに適合する爪が売ってなかったので交換を諦めていたんですが、小屋の奥から前に使われていた爪を見つけました!(=゚ω゚)ノしかも数本新品が混じってるぞぉ

爪はボルトナットとスプリングワッシャーで固定されているようですが、すんなり外れてくれるのか・・・。あと、ナットの位置が低く私の持っているラチェットやメガネレンチが使えない。なので、スパナ(17mm)しか使えない状態です。( ̄д ̄)ナットを壊しそうだなぁ

想像していた通りナットが錆で固着していたので、カスバーナーで炙ってから潤滑剤を塗布。あとは、ゴムハンマーでスパナを叩きます!(/・ω・)/オラァ~
シバウラ『CR700』耕運機爪交換 ボルトナットを外す

やっと、1ヶ所外れました。爪の数は右側6ヶ所、左側6ヶ所、計12ヶ所があるので地獄。_(:3」∠)_チーン

外した爪と新品の爪を比べてみたら、半分以下になってる・・・。Σ(゚Д゚)これじゃ畑を耕せないわけだ!

右側の爪6ヶ所全て外し終えました。こうしてみると、爪が全く残ってないですね。(笑)

新しいボルトナットを作る

12ヶ所の爪を全て外し終えましたが、無理やり外したので3ヶ所のナットが壊れました。ナットの角が潰れて工具が掛けられない状態。( ;∀;)ちなみに、スパナも壊れました・・・

なので、新しいボルトナットに交換します。もちろん純正部品とかないので、小屋にあった同じぐらいのボルトナットを使用。ボルトのピッチは違うが、頭と呼び径が一緒なのとナットの大きさも同じでした。

新しいボルトは、全長が長いので切断して調整します。(/・ω・)/ギコギコ

こんな感じで、新しいボルトナットが完成。緩み止めのスプリングワッシャーは小屋になかったので、今まで付いていたものを再利用します。
シバウラ『CR700』耕運機爪交換 ボルトナット製作

爪を取り付ける

※爪の順番が間違えている可能性があります。(爪の順番は参考にはしないで下さい)

さっそく爪を取り付けようとしましたが、爪の順番が分からない。(交換前の爪は先端が無くなっていたので、先端がどっちに曲がっていたか分かりません)

新品の爪に『EL』と『ER』の刻印があるが、LRを交互に付けるのかそれとも揃えて付けるのか? 耕運機の説明書は紛失しているし、ネットの画像を参考に爪を取り付けみようとしたが検索にでヒットする画像が少ない。

なので、耕運機を前から見て右側には『ER』と、左側には『EL』を揃えて付けてみました。(回転方向は合っていると思われる)

耕運機の刃の交換完了!

とりあえず、全ての爪の交換が終わりました!(約2時間掛かってます)新品以外のものは、爪が残っているものを選別して取り付け。これで、性能があがったはず!( ゚д゚)ウム

さっそく、畑で試運転してみました。結果は、イイ感じ!(。-`ω-)b 今までは一列耕すのに3~4往復してましたが、爪を交換してからは2往復すればフカフカになります。

まとめ

やはり、耕運機の爪は作業効率を上げるのに重要ですね!(・ω・)ノ耕すのが早くなりました

初めて耕運機の爪を交換してみましたが、錆びたナットを外すのがとても大変でした。多分、十年以上は交換した事が無いので、壊れたナットもありましたが全て外れて良かったです。爪の交換やボルトナットの交換など定期的なメンテナンスが大事だと改めて思いました。

しかし、だいぶ古い耕運機なのであちらこちらガタが来てます。エンジンは元気みたいですが、いろんな所からオイルがダダ漏れ。(前にギアオイルを入れてあげたら次の日かなり漏れてた)修理に出すにも部品は廃版で直せないだろうし、それなら修理代を出すお金で新しい耕運機を買った方が良い。なので、壊れるまで使う方向でいます。(´・ω・`)使用頻度も少ないし、今すぐ耕運機を買う予算もない!

ちなみに、ネットで替えの爪を探したらまだ売ってました。『耕運機 14-102』で検索すると出てきます。約6,000円ぐらいで買えるみたい。Σ(・ω・ノ)ノ!さすがネットショップ

補足 シバウラ製の耕運機は現在でも製造している?

シバウラ製の耕運機が現在も製造しているのか調べてみました。すると、1991年に『ヤンマー(YANMAR)』と業務提携して段階的に自社開発から撤退したとの事。なので、耕運機はもう生産してないようです。(芝地管理用トラクターなどはまだ製造している)(;´∀`)やはり古い耕運機だったようですねぇ

そういえば、『シバウラ』をどこかで見た事あるなぁ~と思ったら、修理した東芝のディスクグラインダーに『芝浦』の文字が! 違う会社かもしれませんが、もしかしたら繋がりがあるのかもしれない。(東芝のディスクグラインダーの修理記事はこちら

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