耕運機の爪からカランビットナイフを自作してみた!(爪を加工してナイフを作る)

自作のカランビットナイフが完成。 自作してみた

前置き

前の記事で耕運機(シバウラRC)の爪を交換しました。爪の取り付け方向を間違えてますが、耕運出来ているのでよかったです。ちなみに、後日爪の位置を数ヶ所変えましました。( ̄▽ ̄)合っているか分からんけど

それで、外した爪(擦り減って使えないヤツ)が大量にある状態。鉄くずになるので買取してもらう方法もあるがキロ単位必要になり、他に鉄くずを集めないといけないので大変。使い道がないか考えた結果、『カランビットナイフ』なら作れるかも?と思いつきました。

という事で、耕運機の爪からカランビットナイフを作ってみます!(≧▽≦)その場の思い付きで実行

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使用済みの爪(鉄くず)

こちらが大量にある使用済みの爪になります。『この形どこかで見た事あるなぁ・・・。あ、カランビットナイフに似てるかも!』となり、作ってみる事にしました。他に手裏剣や鉤爪など思い浮かべましたが、実用性が無いので却下。(´_ゝ`)まぁ、カランビットナイフも実用性ないけどね!

カランビットナイフとは?

※カランビットナイフの詳細は各自で調べて下さい。

製作する前にカランビットナイフについて軽く説明したいと思います。カランビットナイフは、インドネシアで作られた『武器』でナイフが湾曲しているのが特徴。(虎の爪を模しているとか?)

元々は武器ではなく農具として使用されていたようです。知名度が低い武器でしたが映画などで広く知られ、近年では近接格闘などで使用されているらしい。

ちなみに、私は近接格闘など分かりません。耕運機の爪がカランビットナイフと似ているという理由だけで製作してみました。(≧▽≦)ただ作ってみたいだけ!

先に柄の製作

※作業は自己責任でお願いします。また、銃刀法や軽犯罪法に触れないよう注意しましょう!

刃の部分はほとんど完成しているので、今回は先に柄の部分から作ります。柄の材料には、敷地に生えている欅(けやき)を剪定した時に出た枝を使用。( ゚Д゚)柄を作るのも結構大変!

ナイフで樹皮を剥いだあと、柄の形を決めディスクグラインダー(ディスクペーパー)で削りました。しかし、厚みが薄すぎたかもしれない。カランビッナイフの画像を見ると、刃と柄が同じ厚さになっているようなのでマネしたら、薄くなってしまった。まぁ、柄が壊れなければいっか!(´_ゝ`)フラグ回収

表面がツルツルの状態だと見た目がカッコ悪いので、手彫り感が出るようにナイフで凹凸を付けてみました。また、滑り止め効果もねらってます。(`・ω・´)効果は未知数!

固定方法は、耕運機の爪にある穴を活用してボルトナットで固定。ナイフに対してボルトナットが大きいですが、仕方ないですね。(=゚ω゚)ノ新しく穴開けするの面倒なので!

あとは、ボルト固定する為の穴開けと表面をガスバーナーで焼きました。(柄と刃を同じ色にした方が統一感がありカッコイイと思ったので焼いてみた)

耕運機の爪を刃に加工

プチ改造した作業台に耕運機の爪を固定しディスクグラインダー(研削砥石)で削った後、ダイヤモンドヤスリで調整。今回は片刃ではなく両刃にするので裏面も同じように削りました。ちなみに、刃先の角度はテキトウなので刃物として使えるのか分からん!(;´д`)手作業だと角度を同じにするのが難しい

刃を焼き入れをする

では、耕運機の爪を加工した刃を焼き入れしていきます。今回も自作した七輪(蚊取り線香七輪)と木材を燃やした時にできた炭を使用。

では、着火!(/・ω・)/ファイヤー(炭が軽く飛んでしまうので網を被せてます)

刃が真っ赤になり磁石に付かなくなったら、水に入れて冷却。(=゚ω゚)ノジュワー

こんな感じで、焼き入れが完了しました。(;^ω^)そういえば、焼き入れ前に土や塗装を落としてなかった!

焼き戻しをする

焼き入れした時にできた酸化被膜や塗装の燃えカスを、100均のダイヤモンドヤスリで落としてから焼き戻しをします。刃先がカーブしているので、棒ヤスリがあると便利でした。

焼き戻しはいつも通り、使わなくなった魚焼きグリルを使用。(約1時間ほど加熱します)

焼き戻し完了しました。触れるくらい冷めたので、あとは柄と合体させます!

柄に問題発生!

刃と柄を固定する為にボルトナットを締めたら柄が割れました。( ゚Д゚)まぁ、割れそうな気がしてたけど!

とりあえず、100均のエポキシ接着剤で割れ止めしましたが全体的になんかダサい。(笑)

という事で、柄にパラコードを巻いて見栄えをよくしてみる事に・・・。それと、柄全体に強度を持たせたいのでエポキシ接着剤を使い全体をコーティングしてみました。(´▽`)効果あるか分からんけど!

カランビットナイフっぽいのが完成!

耕運機の爪から製作したカランビットナイフ?っぽいものが完成ました。ん~、全体的にバランスが悪いですね。 柄をもっと曲げたり長くすればバランスが取れたのかもしれない。( ̄д ̄)柄の加工がイマイチだった

切れ味テストをしてみる

では、切れ味テストをしてみます。仕上げに#600番の棒ヤスリで刃を砥いでみましたが、刃先の角度が鋭角じゃないので切れ味は悪そう。

コピー用紙を裂いてみましたが、やはりキレイに切れませんでした。でも、紙を置いて刃の先端で立てて引っ掻くように使うと一応切る事ができる。結果、ナイフとしては使えないかも!(笑)

切るのには使いづらいですが、割るのには使えそうです。刃の厚みがあるので鉈のように木材を細かく割る事ができました。(柔らかい針葉樹には使えるが、硬い広葉樹に使えるかは不明)

こんな感じで、焚火の準備などでは一応使えそうですね。ちなみに、フェザースティックを試してみましたが切れ味が悪いので作りにづらいです。(´・ω・)作れない事はないけど微妙

まとめ

耕運機の爪からカランビットナイフを作ってみましたが、使い道が限定している!( ̄▽ ̄)ですよねぇ~

刃の形が似ているというだけでカランビットナイフを作ってみましたが、『全体のバランスや切れ味が悪い』という結果になりました。しかも、使い道がほぼ無い。とりあえず、楽しく製作できたので良しとしよう。

耕運機の爪はまだ沢山あるので、再挑戦できますが使い道がないのでどうしようか考え中です。ちなみに、今回製作したカランビットナイフは親戚にプレゼントしました。親戚も要らないような顔をしていたが、無理やり渡した感じです。(笑)

後日、親戚と話しをしたら畑の草刈りで使用しているとの事でした。(*´ω`*)使い道があってよかった!

最後に、この記事を作る為にカランビットナイフについて調べてみたら、元々は農具だという事を知りビックリしました。つまり、耕運機の爪はカランビットナイフと繋がりがあったという事ですね!(農具から発展)

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