前置き
彫刻刀を使おうとしたが家の中を探したが見つからない。小学生の時に使ったヤツなんだが、どこに行ったんだろう!( ̄▽ ̄)使いたい時に見つけられないんですよねぇ
え~い、探すのが面倒になったので買っちゃえ!ポチっとな。という流れで、ネットのフリマサイトで彫刻刀を購入しました。(/・ω・)/それがコレです。
お値段なんと、送料込みで¥400円!Σ(゚Д゚)安い 名前は甚五郎彫刻刀(じんごろう ちょうこくとう)と読むみたいです。しかし、刃がボロボロなので、研いで直したい。
※購入前に写真で刃こぼれしている状態を確認済み。
研ぐ前の状態
1本ずつ確認してみると、結構刃こぼれしてる・・・。(;^ω^)研いで直せるかなぁ
特に、三角刀と駒透(丸刀)状態が悪いです。( ゚Д゚)このままじゃ使えない!
砥石で刃こぼれを取る
状態の酷かった3本の刃こぼれを取ります。荒砥だと削りづらかったので、100均のタイヤモンドヤスリで削りました。(/・ω・)/ギコギコ
こんな感じで、刃こぼれしている部分を削りました。
残りも同じように削って、ここから研いで刃をつけます。
彫刻刀を研いでいく!
※作業は自己責任でお願いします。また、素人なので研ぎ方が間違っている可能性アリ。
写真が撮れてない所は下手な絵での説明になってます。それと、彫刻刀用の砥石が売っているのでそちらを購入した方が楽だと思います。(記事を書き終わった後に専用砥石がある事を知りました)
駒透(丸刀)を研ぐ
では、先に駒透(丸刀)を研いでみます。刃先を削ったので、今はこのような状態。
荒砥を使い、絵のように彫刻刀を回しながら角度をつけて研ぎました。しかし、これが結構難しい! 研ぎ方は、砥石を掘る感じで試しました。(;´∀`)これでいいのかなぁ
かえり(バリ)は砥石では取れなかったので、ダイヤモンドヤスリ(棒タイプ)で取ります。
荒砥が終わったので、中砥(仕上げ)に移ります。(研ぎ方は荒砥と同じ方法)夢中になって研いでいたら、刃が変な角度でついてしまいました。( ̄▽ ̄)あるぇ~
刃の角度が悪いので、こうなります。( ゚Д゚)全然切れない!
どうやら、刃の角度が2段になってしまったのが原因みたい。なので、今度は一直線になるように研ぎます。
研ぎ直し中。(/・ω・)/シャカシャカ(力を入れ過ぎると削り過ぎるので注意)
さて今度は・・・サク!切れ味が復活しました。(=゚ω゚)ノいい感じ
最後にかえり(バリ)を落として完了! 同じ方法で小さい方の駒透も同じように研ぎました。
三角刀を研ぐ
次は三角刀を研いでいきます。こちらも刃先を削ったので絵のような状態。
三角刀は左右の面に角度を付けて交互に研いでいきます。
そしてこんな感じに! かえり(ばり)は砥石の端で取りました。
荒砥が終わったので、中砥(仕上げ)に移ります。(研ぎ方は荒砥と同じ)
最後に砥石の端でかえり(バリ)を取る。
使っている写真が無いですが、サクっと彫れるようになりました。上から見るとこんな感じです。
他の彫刻刀も研ぐ
平刀と切り出し刀を研いでいきます。研ぎ方は、ナイフと同じ方法で行いました! それと、ビュラン(ひし形のヤツ)は、研がなくても大丈夫みたいでした。というか、研ぎ方わからない。(ビュランという名前だと初めて知った)
彫刻刀の研ぎ完了
ビュラン以外の彫刻刀全て研ぎ終わりました。研いでみた感想は、三角刀と駒透(丸刀)は研ぐの大変!それと、駒透(丸刀)は砥石を凹ませるので専用の砥石があった方がいいと思います。今回使った砥石は、使わなくなった砥石を使用しました。(農具に使っていた砥石)
こちらが、研いだ面の写真になります。(研いだ面の写真が無かったので後日撮影)
まとめ
今回レトロな彫刻刀を購入してみた結果、刃こぼれしてましたが研いでみたら使えるようになりました。『古いものだから悪い』という事はないですね! また、¥400円で購入できたのもよかったです。新品で購入するとワンコインで買えないですからねぇ。(≧▽≦)リーズナブル
でも、柔らかい材質の木材(桐や杉)は彫りやすいが、堅い材質の木材(けやき)は上手く彫れないです。研ぎ方が下手くそだからなのかも・・・。(´・ω・`)もっと研ぐ練習が必要ですね
補足 甚五郎(じんごろう)とは?
調べてみると、左甚五郎(ひだり じんごろう)は江戸時代に活躍したとされる伝説的な彫刻職人でした。製作年間が安土桃山から江戸後期の300年にも及ぶらしい!Σ(゚Д゚)マジで
どうやら、左甚五郎とは1人ではないようで各地で腕をふるった工匠たちの代名詞で使われたみたいです。
※調べてみると意外に面白かった!