前置き
前回、ペール缶で薪ストーブを作り知り合いにプレゼントしました。それで私も自分用に作ろうと思ったので、今回は同じペール缶を使いますが構造を変えて薪ストーブを製作したいと思います!
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完成イメージ
前回のものはペール缶を縦向きで作ったので、思考を変えて横向きで作ってみます!
しかし、横向きで作るのは大変だという事を私は知らない。(;^ω^)
↓ざっくりとしたイメージですが、こんな感じになる予定。
製作開始!
※作業は自己責任でお願いします。またケガには注意しましょう!
●寸法は正確ではないので、参考程度の方がいいです。<(_ _)>すいません
ペール缶をけがきする(印をつける)
ペール缶に天面(平らにする場所)のけがきをします。ペール缶の蓋を基準にすると楽でした。調理道具を置く広さや燃焼室の大きさを考えると、天面は230㎜ぐらいがよさそうだったのでこの大きさにしました。
反対側もけがきします。これも蓋を使うと楽です。
必要ない部分を切断
ペール缶の蓋を外して端の部分(赤線の場所)を切ります。切断する部分がアール状なのでプラズマカッターを使用しました。(グラインダーでも斜めにすれば切断可能)
そしたら、けがきした線から90度内側へ折り曲げます。(端を切ったのは曲げ為です)
万力やプライヤーなどを使い90度に曲げました。(/・ω・)/そぉい!
本体部分も、端の部分を切断。(蓋の方と同じようにします)次に、けがきした線より30㎜足した部分から切断します。(反対側も同じように切断)
これも蓋と同じようにけがきした線から内側に折り曲げます。(/・ω・)/そぉい!
蓋と本体を合わせるとこんな感じ! あとは、天面にステンレス板をリベットで固定する予定です。
蓋の加工(薪投入口を作る)
天面を固定すると蓋が外せなくなるので、先に蓋の加工をします。20㎜足して赤線の部分のように切断。
20㎜残した部分を内側に折り曲げます。アールの部分は細かく切って曲げるとキレイにできます。
こんな感じで完成。(^o^)/
空気調整できる開閉扉を作る
段ボールで扉の型紙を作ってステンレスの板にけがきしました。
切り出して、アール部分以外は内側に折り込んで強度を上げました。でも、歪んでます!(笑)
ここで、難題にぶつかりました。(´Д`)
空気調整ができるようにしたいんですが、どのようにするか・・・。悩んだ末、100均でいいものを発見!
テッテレー、ステンレス製の鍋の蓋を購入。(゚∀゚)
鍋の蓋は、そのままだと大きかったので外周を切り落としました。そして、赤線ようにけがきして切断します。(赤い部分は青い部分より小さくします)
鍋の蓋と同じ穴を扉にも開けます。消すのが面倒で他にもけがき線がありますが気にしないで下さい。(笑)
これで空気調整ができる扉ができました。鍋の蓋を回すと空気の調整ができます。(^o^)丿
あとは、鍋の蓋にボルトを溶接。扉にはナットを耐熱ボンド(JBウェルド)で固定しました。しかし、溶接が下手過ぎて穴が開いてます。_(:3」∠)_
扉を蓋に固定する
ペール缶の蓋と扉を合わせたら、鍋の蓋が引っかかるので蓋側の方を広げました。
クリアランスがとれたのでペール缶の蓋にリベットで固定します。丁番は100均のものを使い、段差があったので廃材でスペーサーを作りました。(扉のラッチも作りましたが後で替えます)
ひとまずこれで、薪投入口部分ができあがりました。フリーハンドだったのでズレがありますがキニシナイ!
天面にステンレス板を張る
天面になるステンレス板を切り出しました。
ステンレス板の端を90度折り曲げます。
正面と背面から見るとこんな感じ。
天面を固定する前に煙突用の穴を空けます。ペール缶本体の90度曲げた部分にかぶるので先に煙突サイズに切っておくと楽です。(煙突のサイズはΦ106㎜)
少し歪みましたが穴が開きました。今回は燃焼室を広くしたいので短い煙突を天面に固定します。(エビ曲がり煙突で背面から出そうと思いましたが、バランスが悪くなるのと立てて保管できなくなるのでやめました)
こんな感じで、100均のステンレスL字ステーを2つ使い煙突をリベットで固定しました。天面の方は、1ヶ所に負担が掛からないように廃材で作ったスペーサーを噛ませてます。
あとは、天面のステンレス板とペール缶をリベットで固定。できるだけ歪まないように真ん中からリベットを打ちます。まぁ、余裕で歪みましたがね!(*´ω`*)
正面と背面から見るとこんな感じ。
ストーブの脚を作る
ちょうど壊れたアウトドア用のイスがあったので、骨組みを使いました。経年劣化でシートが千切れた!
材質がアルミだったが無理やりナット溶接した所・・・見事破壊!Σ(゚Д゚)
なので、溶接は諦めナットを中に入れてボンドで固定しました。でも、かなりガタついてます。(;´Д`)
あとは、ペール缶本体にボルトとワッシャーをダブルナットで固定。そこに、脚を回して取り付ける事にしました。(ダブルナットとは、ナットを2つ使う事で緩み防止する方法です)
内側から見るとこんな感じです。
炭受け皿を作る
ペール缶から切り取った部分も捨てずに使います。(=゚ω゚)ノ
プラズマカッターで適当に切り込みを入れて、端を曲げボルトとナットで足を付けて炭受け皿の完成!
あとは、ペール缶の中に入れるだけ! これで、少しでも薪に空気が届けばいいんですけど。(^ω^)
ラッチ(掛け金)を作る
薪投入口の扉を作った時にラッチを取り付けたんですが、デザインが気に入らないのと火がついてると熱くて触れないので変更します。それで、なにかいいものがないか調べたら壊れたドライバーを発見しました!
ドライバーを加工して、ラッチの完成! また、空気調節の回す所にもドライバーの木材にナットを埋め込みハンドルにしました。(ガスバーナーで熱したナットを木材に押し当てるとナットを埋め込めます)
隙間を溶接で埋める
ペール缶とステンレス板の角に隙間があるので溶接で埋めました。しかし、板の厚みが薄く溶接するのが大変でかなりデコボコになりました。でも、隙間は埋まったので良しとします。耐熱ボンドやパテで埋めた方が楽だったかも!
とりあえず原型ができました!
とりあえずストーブ原型が完成しました。ここまで作るのにかなり大変だった。(;゚∀゚)=3ハァハァ
横からみるとこんな感じです。脚がガタガタで斜めってますが・・・まぁいっか!(≧▽≦)
まとめ
いやー、ペール缶の加工や扉の構造を考えるのが大変で中々作業が進みませんでした。(製作に5日ほど掛かってます)でも、今思うと試行錯誤しながら作るのもたのしかったです。あとは次回に、煙突の加工や塗装など残っている作業をして完成させたいと思います。
果たして、ストーブとして使えるのか?(;^ω^)