前置き
昨年の出来事になりますが、暇だったのでリサイクルショップへ行ったらジャンクのオーディオコーナーにカセットレコーダーを発見!( ゚Д゚)しかもSONY製だぁ~
¥1,000円くらいするのかなぁ~と思いながら手に取ってみると値札が張られていない。もしかして・・・、レジに持っていくと¥110円で購入出来ました。(=゚ω゚)ノヤッター
しか~し、家に帰ってから電池をセットして起動させたら動かない。(電源が入らない状態)ん~、どうやらちゃんと壊れてますね!(笑)
まぁ、もったいないので直るか分からないが修理に挑戦してみるか!壊しても¥110円なので痛くないし。という事で、ド素人ですが修理してみます!( ゚Д゚)いくどー
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SONYの『TCM-48』ポータブルカセットレコーダー
こちらが¥110円で購入したジャンクのポータブルカセットレコーダーになります。SONYの『TCM-48』という型番で発売は1996年らしい。Σ(゚Д゚)30年前のものだと!
外観は意外とキレイでプラスチックの割れや大きな傷はありません。
底面にはスピーカーが付いてます。ちょっと見えづらいですがスピーカーは2つある。(先端にゴムが付いてる脚があるので底面になるのかな?)

乾電池を入れる部分の外装プラスチックは外れてますね。(;^ω^)分解されたのかな?

このカセットレコーダーは単三電池2本で動作します。あと、電池ケース内部は液漏れした跡アリ!

カセットホルダー内部はとてもキレイな状態です。ほんの少しホコリが入っているぐらいで全然キレイ。

メカ部分も汚れてませんね。テープを読み込む磁気ヘッドもそれほど摩耗してなさそう。

以上の事から、液漏れの影響で電気が流れてないだけだと判断しました。他のメカやスイッチ関係などは問題なさそうです。あとは、カセットプレーヤーの宿命『ゴムベルトの劣化』ですかね。多分切れてると思う。
どっちにしろ中身を確認しないといけないので分解して行きます!(・ω・)ノいくぜぇ
カセットレコーダー分解する!
底面にあるプラスネジを外していきます。写真左上にあるネジだけ長さが違うので注意!(写真右下の電池カバーのプラスネジは色が違うので分かりやすい)

ネジを外したらスピーカーの線が繋がっているのでゆっくり開きます。スピーカー側は、はんだを取らないと外せないので配線を切らないよう注意。

電池が入る部分を見ると、液漏れの影響で接点部分に緑青が出来ている状態でした。これが原因で電源が入らなかったと思われる。

テスターで確認してみると抵抗値1kΩもありますね。AIに聞いてみたら0~0.5Ωが正常との事。(笑)

起動しない原因が分かったので電池端子を外して清掃したいのですが、このままでは外せないので分解を進めていきます。
スピーカーと基板を外す
まずはスピーカーを外したいので、はんだごてを使い配線を外します。基板に配線の色が書いてありますが、写真を撮った方が戻す時に便利!(/・ω・)/カシャッ

これでスピーカー側が外れました。ちなみに左右で違う音を出していると思いましたが、TCM-48はモノラルらしいので両方とも同じ音が出てるらしい。( ゚Д゚)ステレオではないのか~い

次に基板を外すためフレキシブルケーブルを外します。コネクタの固定を外して引き抜く。

基板を外すには赤色矢印のプラスネジ(右上)と2ヶ所の配線はんだを取る必要があります。

フレキシブルケーブルは基板に直接はんだされているので、はんだごてを当て過ぎないように注意!

プラスネジと配線を外したので基板を取り出していきます。確か電池端子をプラスチックの溝から外してから基板を右側へスライドして外したような?(;^ω^)去年の話なんで忘れましたぁ
そのまま真上に持ち上げても左側にあるプラグやボリュームパーツが引っ掛かり取れなかった記憶があります。

電池の液漏れで腐食した部分を補修する
※作業は自己責任でお願いします。また、適正ではない可能性があるので参考にする場合は注意!
基板を確認すると電池端子の他に基板下側が腐食している事が分かりました。このままでは腐食が進んで最悪基板が壊れる可能性があるので対処しなければ・・・。(´・ω・)あらぁ~

先に電池端子を外しました。端子の腐蝕は意外と進んでおらずまだ使えそうな感じなので、こちらは磨いてキレイにしておきます。

液漏れした跡がある部分は無水エタノールで拭き清掃してみました。しかし、基板表面にプツプツしている部分があるのでこれだけではダメかも。

紙ヤスリ(#2000番)を使って表面に出来たプツプツを全て剥がしてみました。銅箔を剥がさないように慎重に作業した結果、ほんの少しだけ銅箔が腐蝕してる部分がありましたが殆ど残っていたので問題なさそう。

再度無水エタノールで清掃してから剥がした部分を100均のレジンで保護します。買いに行くのが面倒なので、かなり古いレジンを使用。(≧▽≦)ちゃんと硬化したのでOKでしょう!

あとは、キレイに磨いた電池端子を戻したら基板の補修が完了! ん~、今思うと100均から緑色のレジン買ってくればよかったですね。

ゴムベルトが溶けている!(ゴムベルトを外す)
※メカ部分の名称が間違えてる可能性があるので注意!(AIで調べましたが合ってるかは不明)
基板の対処が終わったので、次はゴムベルト(赤色矢印)の状態を確認します。まぁ、見た瞬間にもう劣化してるのが分かりますね。(笑)
左側にある矢印で指してる所が『テープカウンター(カウンターベルト)』のゴムベルトで、右側にある矢印で指してる所が『メインドライブベルト(キャプスタン)』のゴムベルトになります。

ちなみに、あとで気が付きますがテープカウンターの下にもう1つ『リール軸(テープを回転させる)』ゴムベルトがありました。
※補足すると『テープカウンター』は側面にあるカウンターの数値を動かすベルト。『メインドライブベルト(キャプスタン)』はカセットテープの磁気部分に接触する金属の棒。『リール軸』はカセットテープにあるギザギザの穴に刺さりテープを巻き取る部分。(・ω・)合ってるかわからんが!
切れてるのが分かるテープカウンターのゴムベルトからピンセットで外すか・・・、ゴムがベトベトに溶けている。触るとすぐに千切れてしまうし、溶けたゴムが絵具のように伸びてめっちゃ汚れる!( ゚Д゚)ぎゃぁぁぁ
メインドライブベルト(キャプスタン)のゴムベルトはベタベタになっていませんでしたが、簡単に千切れてしましました。(´・ω・`)こっちも加水分解してますね

ベタベタ溶けたゴムベルトがプーリ(ゴムベルトを掛ける部品)に付着していたので、無水エタノールを使い清掃しました。あとは、ゴムベルトを取り付けるだけ!(´_ゝ`)清掃が意外と大変だったぁ

しか~し、合う長さのゴムベルトを持っていない。作るのは面倒だし輪ゴムやダイソーの髪留めでいいかと思いましたがすぐダメになりそう。という事で、ネットで安いモノを注文。あとは届くのを待ちます。(笑)
新しいゴムベルトに交換する
数日後、注文したゴムベルト(何本かセットになったヤツ)が届きました。確か値段は¥500円以下だったような気がします。安かったので品質が心配でしたが、触った感じ普通のゴムで特に問題なさそう。

さっそくゴムベルトをセットしようとしたら、キャプスタンのプーリーの下にもう1つゴムベルトを発見!(ここでリール軸のゴムベルトを見つけました)つまり、このポータブルカセットレコーダーは3種類のゴムベルトが使用されているのか。(;^ω^)セットのゴムベルト買っておいてよかったぜ!

では、新しいゴムベルトをセットしていきます。最初はプーリー下側のリール軸ゴムベルト。

次にメインドライブベルトをセット。ベルト直径はリール軸が約38mm。メインドライブが約31mmを使用。

手で回してみるとこんな感じです。(・ω・)ノいい感じじゃん!

あとで知ったのですが、ベルト部分には遊びあった方がいいようです。自分は遊びが無い方がいいと思い少し小さいゴムを使用しましたが、これが原因なのか録音した時に変な感じになりました。(別項目で説明)
テープカウンターのゴムベルトをセットする前に、メカ部分の可動部にグリスを塗布しておきます。モリブデングリスを使いましたが、金属部なので大丈夫でしょう。

ここでトラブル発生!テープカウンターにゴムベルトをセットしようとしたらサイズの合うゴムがない。無くてもいいかと思いましたが、せっかく分解したので何かで代用する事に。( ;´Д`)チキショー
みんな大好き100均に行って何かないか探した結果、髪留めのゴムを購入してきました。(髪留めの材質はポリウレタン)

セットしてみるとジャストフィット!(。-`ω-)bピッタリだったぜ

※テンションが必要なメインドライブベルトやリール軸のゴムベルトには、髪留めのゴムを使用しない方がいいみたいです。テープカウンターは強い力が加わらないので使用できるらしい。(AI検索調べ)
これでベルトの交換が完了しました。あとは仮組をして動作チェックしていきます!(≧◇≦)動いてくれぇ~

仮組状態で起動するかチェック
液漏れ部分を対処した基板とベルトを交換したメカ部、それに配線をはんだづけしたら仮組して電源が入るかチェックします!(;´∀`)ここまでくるのが長かった

仮組したらエネループをカセットレコーダーにセット。(/・ω・)/そいやぁ~

では、再生のスイッチON!お・・・、うぉぉぉ起動しましたぁぁぁぁ。(*´▽`*)わーい

※電池残量ランプが2メモリまでしか光ってませんが、エネループではなくアルカリ単三電池をセットすると3メモリまでしっかり光りました。エネループだと電圧が低いからかな?
起動確認出来たのでカセットレコーダーを元の状態に戻します。( ̄▽ ̄)あとはテープを再生できるのか!

ポータブルカセットレコーダーの修理完了!
ポータブルカセットレコーダー『TCM-48』の修理が完了しました。(分解した時にカセットテープの磁気を読み取るヘッドなどは先に清掃してます)

では、カセットを再生できるのかチェックしてみます。レコーダーにカセットテープIN!(/・ω・)/そいやぁ

再生ボタンをポチっとな!(`・ω・´)さぁ、どうかな?

結果は・・・、無事音楽が再生されました!カセットテープの曲を最後まで聞きましたが、音飛びや音程のブレも無かったので問題なく使えそうです。(∩´∀`)∩イェーイ
あと、合ってるか分かりませんがテープカウンターも動いてました。ちなみに、テープカウンターはリール軸が何回転した数値です。テープの再生時間ではないので注意。Σ(゚Д゚)知らんかった!

テープカウンターはカセットテープのどの位置まで聴いたか、または録音したかを数字で記録し後からお目当ての場所をすぐ探し出す為にあるようです。要はCDのように曲が区切られてないので、曲の出たしのカウンターをメモる事で聞きたい曲をまで早送りできるって事かな。( ゚Д゚)面倒だがそれがいい!
話が脱線しましたが他の機能(音量、テープスピード、早送り、巻き戻し、一時停止)なども確認した所、問題なく動作する事が分かりました。
録音が上手く出来ない!(異常あり)
最後に録音機能をチェックします。録音機能を確認する為に新品のカセットテープ(ノーマル)を購入して来ました。もちろんジャンク品で、お値段は¥110円です。
テープに30と書いてありますが、全体で30分という意味で片面15分しか録音できないです。A面に15分、B面に15分なので中途半端。長い曲だと1曲5分超えとかあるので下手すると3曲入らないかも。テストようのカセットテープだからいいか。(;´∀`)ハハハ
本体に正面付いているマイクとマイク端子(プラグインパワー)の2つがあるので各マイクで録音してみました。写真はテレビの音をマイク端子で録音してます。

※マイク端子を使う場合は『抵抗入り録音ケーブル』を使用した方がいいようです。ヘッドホン端子から出力される強い信号の音量を下げ、録音機器へ歪まずできるらしい。また、『TCM-48』テープレコーダーの場合、音量(ボリューム)の大きさが録音される音の大きさと連動しているので注意!
普通のオーディオケーブルを使用すると電気信号が強すぎる。そこにテープレコーダーの音量がMAXだと電気回路(アンプなど)にダメージが入る可能性があるので気を付けた方がいいようです。(AI検索調べ)
まぁ、私の場合は抵抗入り録音ケーブルなんて持って無いのでテレビとテープレコーダーの音量に注意しながら録音しました。気を付ければ大丈夫かと思います。音質を気にする人は抵抗入り録音ケーブルが必須かも。
結果は・・・、残念ながら両方とも上手く録音できませんでした。録音した音を聞くと密着24時の犯人みたいな声になってしまうのと、音程が上がったり下がったりして一定にならない。(≧▽≦)オモシロイけどね!
これまたAIで調べてみると、ゴムベルトが張り過ぎている可能性。ピンチローラー(ゴムのローラー)が劣化してテープを上手く送り出せてない可能性があるようです。
多分、ピンチローラーの劣化が原因かなぁ。ん~、ピンチローラー交換は大変そうなんですよねぇ。ゴムベルトの張りは直すのが面倒なので暇な時にやってみようかな。とりあえず、今はこのままにしておきます。(笑)
まとめ
ジャンク品¥110円で購入したSONYのポータブルカセットレコーダー『TCMー48』は、再生は問題なく出来るようになりましたが録音は上手く動作しないという結果になりました。(´・ω・`)ざんね~ん
でも、親戚から貰ったSONYのラジカセ『CFS-V5』があるので録音はそっちで出来るかも。ちゃんと録音するか分からないが・・・。とりあえず、カセットが再生できたから良しとします。(笑)
あと、私は数年前に知ったのですが現在カセットテープブームらしいですね。前にニュースでカセットテープ再流行とかやってたし、調べたら2015年から現在まで続いてるみたい。(゚∀゚)へぇ~
もはやブームを通り越してカルチャーになってるようです。なので私も『乗るしかない、このビッグウェーブに!』という事で今回購入した所もあるんですが、肝心なカセットテープを持っていないというオチ。
つまり、カセットテープについて偉そうに説明してきましたが殆ど使った事が無いのでよく分かってません。参考にする場合は注意して下さいね。<(_ _)>すみません
最後に、有名メーカーのポータブルカセットプレイヤー(SONYのウォークマンやAIWAのカセットボーイ)などは値段がスゴイ事になってますね。一方で今回のようなカセットレコーダーは値段が安いので、これから初めて見る方にはいいかもしれません。( ̄д ̄)モノラル音源など妥協する点はあるけど
また、カセットテープもメタルやハイポジなどは高いので普通のノーマルポジションで良いかと。この辺の話はすごく深い底なし沼みたいな内容になるので各自で調べてね。(´・ω・)奥が深すぎ!


