前書き
結構前の記事で、ウッドウィックキャンドルを作りました。鉋屑を水で伸ばし乾燥させ木芯(ウィック)にしたヤツ。結果は、ウッドウィックキャンドルの自作に成功したっぽい。(笑)
しかし、気になった部分があり『使用する木材の種類や芯の厚さで炎が変化するのか?』という点。という事で、今回は素人ながら実験してみました。(・ω・)ノやぁー
前回記事
鉋屑で『ウッドウィックキャンドル』を作ってみた!(鉋で木芯を作る)
5種類の木材を用意
小屋にあった5種類の木材を持ってきました。右から『米松?(2×4の廃材)』、『杉』、『桜』、『欅』、『黒柿?』になります。(2×4は米松の他にも種類があるので間違えている可能性あり)木材の名前が合っているなら、米松と杉は針葉樹で他は広葉樹のはず。(´・ω・)柿の木って広葉樹なんだぁ~
ちなみに、黒柿は知り合いから貰ったもので、あとで調べてみたらとても高価な木材という事が分かりました。でも、端材なので繊維がスポンジ化している部分もあり、見極めながら良い部分を少量使いたいと思います。
木材を加工(木芯を作る)
では、各木材を芯の大きさに加工していきます。(/・ω・)/おらぁー、ギコギコ!
縦が約5cm、横が約1.5cm、厚さが約3mmに木材を切り出しました。前回製作した時の芯の厚さが1mmもありませんでしたが、今回は約3mmもあるのでどのような変化があるのか楽しみです!
木芯と蝋でキャンドルを作る
※作業は自己責任でお願いします。また、火の取扱いには注意しましょう!
前回の製作時は直火で蝋を溶かす危険行為をしてましたが、今回は安全な湯せんで溶かしました。溶けるのが遅いが、大量の煙が出ないので作業しやすいです。(`・ω・´)蝋の煙は引火するので危険!
ちなみに、使用しているウッドストーブは100均のザルで自作したヤツ。→気になる方はこちら。
1個目を作った所で、用意した瓶だと蝋が足りなくなる事に気づきました。なので、残りはスプレー缶のキャップを使用。(≧▽≦)結局蝋が足りず仏壇からろうそくを拝借!
キャンドルに火をつけた時、缶のキャップが一緒に燃えると危険なので外します。しかし、1個だけ中々外れなかったので無理やり取り出しました。蝋を流す前に何か油(シリコンスプレーなど)を塗った方がよかったのかもしれない。(´ω`)まぁ、壊れてないから問題なし!
こんな感じで、各木材を使用したウッドウィックキャンドルが完成!(∩´∀`)∩お~
炎に違いがあるのか実験!
では、各キャンドルに火をつけて炎を確認したいと思います。その前に、芯が長いので短く切って調整しておきました。(瓶だけ道具が入らず切る事ができなかったのでそのまま)
芯を短くしましたがそれでも長かったので、蝋を吸い上げる位置まで芯を燃やします。(キャンドルを作る時に、各木材を溶かした蝋に浸けてから作ったので勝手に燃えてくれる)
芯が蝋を吸い上げる位置まできたので、一度火を消しました。ここから再度火をつけて、炎の状態やキャンドルとして使えるかを確認していきます。(/・ω・)/再度、着火!
全てのキャンドルに火をつけました。着火時点では、欅(けやき)と桜の炎が大きく、杉と松は炎が小さいですね。この状態のまま少し放置してみます。(´・ω・`)変化があるかな?
約10分後、キャンドルの炎を確認! 着火した時と変わらず、欅と桜の炎が大きく安定してます。しかし、杉と松は炎が小さく燃焼が不安定。以上の事から、木材の種類で炎の大きさが違う事が分かりました。木材の違いとしては、広葉樹と針葉樹になるのかなぁ。( ̄д ̄)ん~
瓶で作った黒柿のキャンドルも炎が大きいですね!( ゚Д゚)これも広葉樹だからか?
次に火を消した後の状態を確認してみました。燃焼が安定していた広葉樹と不安定だった針葉樹の違いは何か調べてみると、『木材の密度や硬さ』が関係しているっぽい?
広葉樹のキャンドルを見ると、炭化てない芯が溶けた蝋よりも上にある。しかし、針葉樹のキャンドルは溶けた蝋と同じ高さに炭化した芯があるので、炭化した芯では蝋を吸い上げづらいのではないか?
つまり、広葉樹は細胞の密度が高く燃えにくいので木芯の先だけ炭化し、炭化してない部分で蝋を吸い上げる事ができる。その為、炎が大きく燃焼も安定。
針葉樹は広葉樹よりも細胞の密度が低く燃えやすいので、木芯の炭化が早く蝋を吸い上げる部分が少ない。なので、炎が小さく燃焼が不安定になるのではないかと思っています。(;´∀`)多分・・・
素人の実験結果
※間違えている可能性があるので注意!(素人による個人的意見になります)
炎が大きく明るいウッドキャンドルを作りたい場合は、広葉樹の木質が硬い木を使用すると安定した燃焼ができると思われます。『気乾比重(木材の硬さや強度を表す基準)』が高いものを使うといいのかも。
炎が小さいウッドキャンドルを作りたい場合は、針葉樹の木質が柔らかい木を使用するのがよさそうです。しかし、あまりにも柔らかすぎると蝋を吸い上げる前に芯が燃えてしまうので注意。(針葉樹での中にも硬い木材もあるらしい)
木芯の厚さは、使用した木材によって変化するみたいです。桜よりも欅の方が炎が大きかったり、杉や松など厚みがあっても炎が小さいなど。(その時の状況で変わってくると思われる)
それと、厚みがある分蝋を吸い上げる量が増えるので炎が大きくなりますが、火を消したあと大量の煙(気化したパラフィン)が出るので、木芯を厚くし過ぎるのは止めた方がいいです。 大体、1mm前後がよさそう。
火を消す時は、息や手で扇いだりせず蓋をして窒息消火した方がいいです。下記の写真のように、火が消えてからも煙が大量に出るので危険。(;^ω^)室内だったらヤバイくらいの煙が出てます!
まとめ
今回の実験で、木芯にする木材の種類によって炎の大きさが変わる事が分かりました!(゚∀゚)へぇ~
前回製作したウッドキャンドルの炎が小さかったのは、木芯に木質が柔らかい檜(ひのき)を使用したのが原因っぽいですね。木材にも沢山の種類があるので、キャンドルに向いてる向いてないを調べるのは大変そう。
あと、もし次ウッドキャンドルを作る時は実験結果を参考にして、香り付きのものを製作したいと思ってます。でも、今回で作り過ぎたので考え中・・・。まぁ、作ったキャンドルを溶かして再利用すれば作れるけどね。