前置き
レトロゲームを探しにリサイクルショップに行ってきました。まぁ、安いモノしか買いませんけど！(笑)
それで、真っ先にジャンクコーナーへ行くと箱の中に小さいゲームが1つだけポツンと置いてある。どうやら、ポケットゲーム（キーホルダーゲーム）っぽい。正式には電子ゲームが正しいのかな？
手に取って確認してみると、『TETRIS mini（テトリスミニ）』との表記。(=ﾟωﾟ)ﾉいいじゃんテトリス！
ジャンク品という事で値段が110円だし、あまり見かけないから購入してみました。さっそく、家に帰って遊んでみると起動しない・・・。
という事で、起動しないTETRIS mini（テトリスミニ）を分解して修理してみます！(￣▽￣)直せるのか？
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ジャンク品で購入した『TETRIS mini（テトリスミニ）』
こちらが購入した『TETRIS mini（テトリスミニ）』になります。（説明書などは無く本体だけでした）特に大きな傷などありませんが、液晶の所にある内部のゴミが気になる。(￣ー￣)ゲームに集中できんぞ！
背面を見ると、ボタン電池を入れる部分がない？ シールには2020年の表記も・・・。(。´･ω･)?あれぇ
底を見ると、microUSBの端子だと！ 調べてみると、『株式会社ゲームテック』から2020年10月8日に発売されたものだと分かりました。( ﾟДﾟ)へぇ～知らんかった
よく見てなかったので昔のゲーム機だと思っていましたが、今から約3年前に作られたものだったんですねぇ。どおりで、ボタン電池を入れる場所がないわけだ！(;^ω^)テトリスの表記しか見てなかったぜぇ
起動テストしてみたが反応なし！（充電もしない）
さっそく遊んでみようと思い、モバイルバッテリーにmicroUSBケーブルを付けてテトリスミニに接続してみたが反応がない。普通なら液晶になにかしら映るはずだし、バッテリーも反応して光るはずだが・・・。
試しにテトリスミニの『ON/PAUSE ボタン』を押してみましたが、やはり何も起きません。つまり、ちゃんとしたジャンク品だたぁ～。( ﾟДﾟ)大当たり
テトリスミニを分解してみる
では、テトリスミニを分解して起動しない原因を見つけたいと思います。(・ω・)ノやってみよう！
背面にあるプラスネジ2本を外し外装を開いてみると表の外装に基板、背面側外装にスピーカー（丸いヤツ）とリポバッテリー（リチウムイオン電池）が付いてました。
リポバッテリーの配線で全て開く事が出来なかったので、配線のコネクタを外します。これで、確認がしやすくなりました。
液晶のゴミを取り除く
先に液晶のゴミを取った方が作業しやすいと思ったので、各パーツを外していきます。（結局は基板だけにしたいので分解する必要がある）
基板にスピーカーが付いた状態だと邪魔なので、はんだごてを使いスピーカー配線を外します。あとは、基板にあるプラスネジ4本を外せば取れるはず！
これで、液晶に付いたゴミを清掃する事が出来ました。（エアブローでゴミを飛ばしたあと優しく乾拭き）
ちなみに、なんか見た事ある構造だなぁ。何だったかなぁ・・・あ、これ初代プレイステーションのポケットステーションの中身と似てるかも！(´▽｀)同じ小型の携帯ゲームだし
前の記事でポケットステーション（Pocket Station）の分解清掃と修理をしたものがあるので、気になる方はご覧ください。Pocket Stationの記事はこちら。
故障の原因はmicroUSB端子のはんだクラック！
それでは、起動しない原因を探して行こうと思います。テスターを使用して、基板回路の導通検査とモバイルバッテリーを繋ぎ電圧を測る！(/・ω・)/原因はどこだぁ
基板を調べた結果、どうやらmicroUSB端子が怪しい。モバイルバッテリーを繋いで、基板のTP（テストポイント）で電圧を測ったら数値がかなり低い状態でした。(。´･ω･)おかしいぞ？
本当はmicroUSB端子挿し込み口から基板への導通を調べたかったのですが、テスターの先端が入らなかったので確認できず。まぁ、ほぼmicroUSBが原因だという事が分かりました。
※基板の『5V』と『GND』の所にある金色の丸い部分がTP（テストポイント）。
あと、基板を横から見るとmicroUSB端子が傾いているように感じます。無理な力が掛かったのか、それとも製造ミスで傾いた？ (￣д￣)ん～、はんだクラックかmicroUSB自体が壊れているかも！
とりあえず、はんだクラックしている想定で修理します。microUSBと基板の接点を再度はんだ付けしてみました。（microUSBから5本のリードが出てますが、両端の＋と－だけ再はんだを行いました）
では、起動チェック！ 結果は・・・起動しました。(*´ω｀*)やったー！
モバイルバッテリーを接続した瞬間、テトリスミニの液晶が表示されました。また、モバイルバッテリーのモニターも表示され接続を確認出来ています。（充電マークも出ている）
膨らんだリポバッテリーを取り外す
あとはテトリスミニを組み直せば修理完了ですが、リポバッテリー『-BP 402030（3.7V 150ｍAh）』が膨らんでいるので使用できるのか確認します。(;^ω^)なんかヤバそう
リポバッテリーを外してみると、結構膨らんでいる事が分かりました。また、テスターで電圧を測ると数ミリVしか出ていない。という事で、危険性を考えこのリポバッテリーは使用しません。( ﾟдﾟ)ｳﾑ
爆発する可能性もあるので、ラップで絶縁して缶の中に入れておきます。家電量販店に回収してもらえるか分かりませんが、今度持っていこっと。
※後からバッテリーに付いていた基板とコネクタ類の重要性に気づいたので回収しておきました。（基板やコネクタが付いた状態で捨てないように注意！）
テトリスミニの修理完了
リポバッテリーを外した状態で組み直していきます。ちなみに、新品のリポバッテリーをネット通販で探してみると安く売ってました。でも、あまり使わないと思うし長期保管でバッテリーが膨らみ爆発する可能性があるので、バッテリーは取り外した状態にしておきます。
これで、テトリスミニの修理完了！ (。-`ω-)ｂ液晶のゴミも無くなって見やすくなったぜぇ
再度起動チェックを行いましたが問題なし！ スピーカーの配線も接続したので音も出るようになりました。ゲームモードを選択してテトリスが始まると、有名なあの音楽のフレーズが流れます。(≧◇≦)懐かしい
実際に遊んでみた感じは、普通のテトリスより縦横のマスが少ない？ようですぐにブロック消さないと簡単に積み上がってしまいますね。(;^ω^)私が下手なだけかも・・・
あと、下ボタンを押すとそのまま一番下まで落ちるので、落下スピードの調整はできないようでした。個人的には、ちょっと操作しづらいかな。( ﾟДﾟ)まぁ、正直に言うと私が下手なだけ！
※テトリスのフィールドサイズは公式だと縦20マス×横10マスのようですが、テトリスミニは縦12マス×横8マスのようです。
まとめ
ジャンク品で購入したテトリスミニを修理する事ができました。故障の原因は、microUSB端子のはんだクラックだったので簡単に直せてよかったです！(=ﾟωﾟ)ﾉやったぜ
もし、microUSB自体が壊れていても100均でmicroUSBケーブルを買えば部品取りできるので直せると思いますが、部品が小さいのではんだ付けが難しいと思うんですよねぇ。なので、はんだクラックでラッキーでした。
あと、はんだクラックのせいでリポバッテリーを充電する事ができず、過放電してしまったのが膨らんだ原因だと思います。電池交換の必要ないバッテリーは便利ですが、過放電状態で放置すると破裂する危険性があるので長期保管には向いてないような。 まぁ、電池も長期間放置すると液漏れするけど・・・
とりあえず、また面白そうな電子ゲームがあったら購入してみたいと思います！(;^ω^)安かったらね
